月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

ウィリアム・モリス展@府中市美術館

府中市美術館で開かれていた、ウィリアム・モリスの展覧会を見てきました。
ウィリアム・モリスといったらラファエル前派よ、アーツ・アンド・クラフツよ、と、好みすぎる対象なんですが、画家ではないしやっていることの範囲も広いので、どうしても捉えきれてない部分があるなというのが正直なところです。
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さて展示の方は、まず最初にステンドグラスが紹介されます。といっても建物の壁面に窓の代りに設置されるステンドグラスをそのまま持ってくるわけには行かないので写真での展示です。
とはいえ、薄暗くした部屋で大きく引き延ばしたポジフィルムをライトボックスを使って展示しているので、実際に教会で見ているような視覚効果でした。
中世の騎士物語のようなデザインが素敵ですが、男性が多いのが今一つかと(評価ポイントがおかしい……)


そしてステンドグラスの後には、これでもかっというくらい、壁紙が続きます。いや、壁紙って紙に印刷されているものなので浮世絵と同じで長時間展示すると日に焼けてしまうはずですが、良い状態のものが沢山出てました。特に、反物というかロールのままになっているものは、これが本来の色なんでしょうね。特に色が鮮やかだったような。
正直、こんな壁紙を貼った家に住んでみたいですが、まずは壁紙を貼るために賃貸から持ち家に引っ越さないといけません……。


と、紅葉も良くて、壁紙も良くて、気持ちの良い府中市美術館でした。いや、真剣に自宅を買うことを検討しよう、壁紙のために……