月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

台風21号と関西の強風、高潮

台風21号は945hpaという強さを保ったまま徳島県南部に上陸した後、瀬戸内海を通って神戸県南部に再上陸というルートで進んでいきました。

デジタル台風:台風201821号 (JEBI) - 総合情報(気圧・経路図)

このルートで進むと和歌山や大阪、神戸といったあたりが台風の中心に近いうえに台風の東側となるため、強風や高潮の被害を受けやすくなります。

実際前日には大阪管区気象台から

特に近畿中部では、台風の接近に伴い潮位が急激に上昇し、過去最高潮位に匹敵する記録的な高潮となるおそれがあります。

平成30年 台風第21号に関する近畿地方気象情報 第3号
平成30年9月3日17時03分 大阪管区気象台発表

http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/106_01_772_20180903080345.html

と、踏み込んだ表現も出ていました。


で、実際の高潮がどんな感じだったかというと、

実際徐々に高潮が始まって、

まずは和歌山で

そして大阪でも


神戸でも

結果からいうと、大阪329cm、神戸233cm、御坊316cmを観測したとか。

平成30年台風第21号による高潮 | 2018/09/05 気象庁

http://www.jma.go.jp/jma/press/1809/05b/press_T1821choui.html

グラフを見るとわかる通り、高潮は台風の中心が接近すると急激に推移が上昇するので、事前の予兆を感じたら、なんてゆっくりしたことは言えないもの、と考えたほうが良いですね。


それから風のほうは、大阪の谷町四丁目が全国ベストにランクインしてしまうほどですから、これも強いです、

その結果……

関西の在来線は11時までにはほとんど運転を取りやめていたので、乗客を乗せたまま動けなくなることは余りなかったようですが、14時まで運転としていた東海道新幹線は、上手くいかなかったようです。


そして、強風と高潮の両方の被害を受けてしまったのが、そう、関西空港。

〇冠水
・第1ターミナルビル側 A 滑走路の滑走路・駐機場ほぼ全域が冠水。深い場所で深さ約4~50㎝。
・第1ターミナルビル地下従業員用エリア
  ※お客様が利用されるエリア(旅客ターミナルビル等)への浸水はなし
・第2ターミナルビルおよび B 滑走路には影響なし
〇滑走路
・12 時よりA・B滑走路とも閉鎖中。再開時期不明。
〇連絡橋
・12 時よリ鉄道・車とも通行止め。再開時期不明。
〇タンカー衝突について
・14:40 頃、海上保安庁より事案発生の連絡あり。乗務員 11 人に怪我なし。詳細は不明。
・連絡橋の橋脚(南側)も損傷を受けている。
〇負傷者
・一般のお客様 1 名。鉄道駅東側の商業施設「エアロプラザ」2 階の休憩スペースのガラスが破損、
腕に軽傷。
〇停電
・13 時 30 分以降、第1ターミナルビルの一部で停電発生。


関西3空港への台風 21号の影響について | 2018/09/04 関西エアポート

http://www.kansai-airports.co.jp/news/2018/2599/typhoon21.pdf

高潮でA滑走路と第1ターミナルが機能不全になったうえに、強風で錨の外れたタンカーが連絡橋に衝突して、空港は完全に沈黙してしまいました。

高潮にやられたのは、1期島の標高が低いのも関係しているとか。


強い台風が大都市にまっすぐ来ると大変なことになる、というのが良く判る台風となってしまったようです。
って、東京も他人ごとではないですな。

畠山記念館から横浜美術館へ

9月に入ってから急に涼しくなった東京地方です。
昼過ぎに外に出たら、室内よりも涼しいのに驚きますね。

そんな涼しさを利用して真夏の間は回避していた、駅から少し歩く美術館に行ってみることに。

やってきたのは畠山記念館。高輪台駅からなら10分かかりませんが、定期券で行くことのできる品川駅から20分ほどかけて歩きます。
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館内では丁度、学芸員さんによる解説をやっていたのですが、解説を聞いても戦前の茶人の行う茶会の品々は良くわかりません……。もう少し勉強が必要です(って、感想になってない)。


畠山記念館からは五反田駅まで歩いて。なんとなく池上線に乗ってしまいました。いや、山手線に乗るよりも面白そうですし。
というか、実際に楽しいですよ、東急のLRT区間(?)は


東急に乗ってしまったので、横浜まで来てしまいました。やはり横浜は落ち着くわ。
で、結局横浜美術館に入る私。
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ここでの展覧会はモネの名前が大きく書いてありますが、モネにインスパイアされた現代作家の作品をモネの作品と一緒に見てしまおうという趣旨の展覧会でした。モネ目当てで来た方々に大量の現代美術を見せてしまうという無茶ぶりですが、私は好きですよ。
個人的には福田美蘭が大原美術館の有隣荘特別展示の際に描いた睡蓮がいたのが懐かしいですね。


横浜美術館から横浜駅まで歩いてみて。途中にある京急グループ新本社ビルの工事現場を眺めます。


三崎マグロ……。

ところで、品川の駅名票が緑色を見て思い出したのですが、今の「紺地に白文字」「白地に水色」の前に、「薄緑地に黒文字」の駅名票の時代が有りました、よねぇ。


この後はいつものように横須賀総武快速線のグリーン車で帰宅しました。
なんかあまり、経済的には消費をしない一日でしたね。

足利と足尾へ、日帰り旅

「青春18きっぷ」は有効期限が9月10日までなのですが、まだ5日中2日分しか使ってない状態です。
有効期限まで土日は合わせて4回しかありませんので、今週来週は18きっぷを使った旅行をしないといけません。
ということで、少し早起きして旅行に出ました。


って、なぜか東武線で出発です……。
いや、毎回毎回、自宅近くの駅から乗るのではきっぷに押されるスタンプが代わり映えしないので、行きは東武、帰りはJRにしようと思ったのでした。

それにしても東武線、来る列車が東急の車両ばかりですな。

そんな東急な東武線を北上すること約2時間、目的地の足利市に到着。
渡良瀬川を渡って、足利市美術館にやってきました。って、足利市立美術館って、アパートの下層階を使っての営業なんですね。巡回企画展とか、やりにくそうな気が*1
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この展覧会は去年、町田市立国際版画美術館で開催されたものの巡回展ですが、町田に行き忘れたので栃木まで来てしまったというのが実態で。
そもそも町田の美術館が駅から遠い上にアップダウンがあり過ぎるのがすべて悪いのです(ゑ?)。
明治150年に合わせた維新万歳な展覧会かと思って町田も見送ってしまったのですが、内容は明治時代に浮世絵を学校教育などでどの様に使用したかを丹念に追うものでした。学校教育と浮世絵が結びつくとは思いませんので、良いものを見ることが出来ましたわ。
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美術館のあとは、せっかく足利まで来たので、観光客っぽいことをやってみたり。


鑁阿寺は鳩が多かったですね……。


足利からは時刻表をめくると、渡らせ渓谷鐡道への接続が良かったので、10年ぶりくらいに乗車してみます。

渡良瀬渓谷、なかなか良いですね。
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終点の間藤に到着しました。
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間藤は宮脇俊三さんの「時刻表二万キロ」で国鉄完乗の地として描かれているところ。なので、


間藤からは単純に戻るのも面白くないので日光行きのバスに乗ることにしましたが、待ち時間が1時間以上あります。なので通洞駅まで列車で戻って、そこからバスに乗ります。これでバスの待ち時間は30分弱に。やったね。

バスは足尾の集落を丹念に回ってから日光に向かいます。そのため、間藤駅の奥にある赤倉集落にも立ち寄ります。
間藤から足尾本山の間の廃線跡も見ることが出来ました。
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日光からは、一旦は東武鉄道に乗ったものの

晩御飯を餃子にしようと、下今市でJRに乗り換えて宇都宮に向かいました。無計画すぎますが、降りたことのない下今市駅と今市駅で乗降できたので、良しとします(?)。


宇都宮で餃子を食べた後は、宇都宮線のグリーン車で東京に戻りまして。お疲れ様でした。

*1:防火対策などの面で重要文化財や国宝の展示基準を満たせるのかどうか、という意味で

8月に見た展覧会

月末の恒例(といいつつ、先月に続き2回目だが)、今月見た展覧会を確認します。

今月見た展覧会は全部で25ありました。って、少し昔のペースに戻ってきたぞ。

  • 2018/08/04巨匠たちのクレパス画展 日本近代から現代まで(東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館)
  • 2018/08/04没後20年 工業デザイナー 黒岩保美(旧新橋停車場鉄道歴史展示室)
  • 2018/08/04 野口哲哉~中世より愛をこめて~ From Medieval with Love(ポーラミュージアムアネックス)
  • 2018/08/09明治からの贈り物(静嘉堂文庫美術館)
  • 2018/08/09建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの(森美術館)
  • 2018/08/11「江戸名所図屏風」と都市の華やぎ(出光美術館)
  • 2018/08/11金剛宗家の能面と能装束(三井記念美術館)
  • 2018/08/11昆虫(国立科学博物館)
  • 2018/08/12明治150年記念 戊辰の横浜 名もなき民の慶応四年(横浜市歴史博物館)
  • 2018/08/12戊辰の横浜 開港都市の明治元年(横浜開港資料館)
  • 2018/08/12 バリを抱きしめて 暮らして集めた伝統衣装(横浜ユーラシア文化館)
  • 2018/08/14生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。(東京ステーションギャラリー)
  • 2018/08/14秘蔵の名品 アートコレクション展 動物たちの息吹(ホテルオークラ東京)
  • 2018/08/17日本・フィンランド外交関係樹立100周年記念 フィンランド陶芸 —芸術家たちのユートピア(目黒区美術館)
  • 2018/08/17ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力(東京都庭園美術館)
  • 2018/08/18安達一族と鎌倉幕府—御家人が語るもうひとつの鎌倉時代史—(神奈川県立金沢文庫)
  • 2018/08/18明治150年記念 真明解・明治美術/増殖する新ニューメディア―神奈川県立博物館50年の精華―(神奈川県立歴史博物館)
  • 2018/08/19没後50年 藤田嗣治展(東京都美術館)
  • 2018/08/19 BENTO おべんとう展—食べる・集う・つながるデザイン(東京都美術館)
  • 2018/08/25海たび 尾張・知多の海とひとびと(名古屋市博物館)
  • 2018/08/25英雄たちの戦国合戦(徳川美術館)
  • 2018/08/25名刀紀行―五箇伝巡り―(徳川美術館)
  • 2018/08/25尾州徳川の花相撲 帝もサムライも熱中!いとしの植物たち(ヤマザキマザック美術館)
  • 2018/08/26東京150年(江戸東京博物館)
  • 2018/08/28ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界(三菱一号館美術館)


この25の展覧会の中で特によかったと思う20%(5件)を選ぶと、この5つでしょうか

  • 2018/08/04没後20年 工業デザイナー 黒岩保美(旧新橋停車場鉄道歴史展示室)
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  • 2018/08/04 野口哲哉~中世より愛をこめて~ From Medieval with Love(ポーラミュージアムアネックス)
    lunacat.yugiri.org
  • 2018/08/11「江戸名所図屏風」と都市の華やぎ(出光美術館)
    lunacat.yugiri.org
  • 2018/08/14秘蔵の名品 アートコレクション展 動物たちの息吹(ホテルオークラ東京)
    lunacat.yugiri.org
  • 2018/08/19没後50年 藤田嗣治展(東京都美術館)
    lunacat.yugiri.org

良かったと思う展覧会は、ちゃんと感想が書けていたようですね。

東京で雷雨があった日

8月27日の月曜は、東京周辺で激しい雷雨がありました。幸い私は殆ど傘をさすこともなくに過ごせたのですが、それなりに大変だった人も多いようで。

そんな大雨の様子を振り返ってみます。

まずは19時半ごろの雨の様子。


このタイミングでは埼玉県の所沢付近が雨の中心です。
なお、引用したtweetにもある通り、珍しく傘を持ってきてなかったので、レーダーを見ながらも心は穏やかではありません……。


そして20時になると雨雲は


先ほどよりも東南方向に進んで、東京23区の西部が大雨のエリアになってます。濃い赤や紫の領域が広いのが良くない状況で、本来であれば催眠レインコートを歌ってる場合ではないです(汗)。

これは21時ちょっと前の雨雲の様子。
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「東に来るな」という呪いの効果か、千葉方面には来ずに南に行ってしまいましたね……。

ところが、その南に行ってしまった雨雲のせいで


目黒川を筆頭に河川が大幅に増水して氾濫の危険まで発生したわけですから、安易に呪いの言葉を使ってはいけないのです……(論点、そこ?)。


こんな激しい雨ですが、1つだけ良かったことがあって、打ち水効果で気温が一気に低下したことですね。
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ある程度気温を下げるためには打ち水はこの規模でやらないといけない、ということを表している、とも言えますので、東京五輪の際の打ち水は、国立競技場上空で1時間あたり80mm以上を目指していただきたいものです。
一応人工降雨は2008年の北京五輪でも稼働してますから、当然やるんでしょ?
まさか、人力で、ひしゃくで、なんてことは、ありませんよ、ねぇ?