大阪中之島美術館で開催されている福田平八郎展に行ってきました。
大阪中之島美術館ではモネの展覧会も同時に開催されているのですがモネのほうは大混雑で、チケットの購入列も長くエスカレーターの前にも待機列が伸びていましたが、福田平八郎のほうは空いていてチケットを見せるとエスカレーター待機列を無視して合法的に横入りさせてもらえる状況でした。ちょっとしたVIP気分(をぃ)。
展覧会のほうは福田平八郎の絵を初期から晩年まで時代順にたどる構成でした。
初期は竹内栖鳳や四条派っぽい感じのものもあったのに途中で抽象画っぽくなる変遷が面白いです。とはいえ、最晩年になると描く線は緩すぎる気もしましたが……。
何点か撮影可能だったので、写真を貼っておきます。
「安石榴」
福田平八郎にもこんな感じの絵があるんだと思いながら撮りました。樹に妙な生命感を感じます。
あと、枝の上で眠っている猫さん可愛い(と、わざわざアップで撮ってしまった)
「漣」
言わずと知れた代表作。抽象画のようでもあり、波の音が聞こえるようでもあり。
「新雪」
雪の積もり初めに庭を見たら、確かにこんな感じになっているなぁと。
そういう意味では写実的なんですが、切り取る範囲がとても狭いので抽象的に見えるという不思議な絵です。
「雲」
夏の入道雲でしょうか。これも確かにこう見えるよねという雲の姿を切り取ってます。この雲の感じは好きですね。夕立が来そうですけど。