月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

大阪中之島美術館の長沢芦雪展+α

10月15日、日曜日。
前日のコンサートが抜けておりませんが、今日は神戸のホテルをチェックアウトするところからスタートです。

ところで今日の予定は

  • 雨だったら大阪付近の展覧会を見る
  • 晴れていたら北陸新幹線が敦賀までできる前にサンダーバードで金沢まで乗ってみてから金沢の街歩き

という予定を考えていたのですが、関西は晴れ、金沢は雨という仕様想定外な天気になってしまって……。

結局、金沢が雨であれば雨の時の予定で動こうと、いつものブラックキューブにやって来たのでした

ブラックキューブこと(って自分が勝手に呼んでるだけですが)大阪中之島美術館では、長沢芦雪の展覧会をやっていました。

長澤芦雪の展覧会は、自分が見るのは2017年に名古屋でやっていたやつ以来でしょうかね?。だいぶお久しぶりな感じがします。

今回の展示では、初期の円山応挙の弟子だった時の作品から巨大な襖絵まで一通りの作品がそろっていました。

まず最初の応挙の弟子時代は……いつもながら仔犬のあざと可愛いのは卑怯であります(をぃ)。

それから襖絵は、串本にある無量寺の竜と虎がやってきてました。
や、あの昆虫を見つけて飛び掛かるときのような猫さんを襖4面に大きく描いた感じ、なんとも可愛いですね(だから虎図ですってば)

あと、3cm角の五百羅漢図もありました。
前回見た時も思いましたが、これだけ細かいと8倍の倍率の単眼鏡でも見るのが難しくて……。でも、これだけのサイズに描く技量と、これだけ小さいものを守り通したのがすごいなと。

ところで、これを前回見たのはMIHO MUSEUMでだったのですが……ゑ?12年前?月日が経つのは早いものです……。

芦雪のほかにも、同時代の絵師ということで蕭白さんと若冲さんも友情出演してました。

とまぁ、点数は50点ほどとあまり多くなかったのですが、割と楽しむことが出来ました。
ところでこの展覧会、前期と後期でほぼ全作品入れ替えだそうで、串本の襖絵は前期だけで、後期は香美の大乗寺の襖絵が登場するそうです。


と、芦雪を見終わって大阪中之島美術館を後にしたのですが、次にどこに行くかとなると今一つ良い候補が無くて……。
お昼ご飯を食べながら美術館サイトを見て回って、とりあえず展覧会タイトルだけにひかれて伊丹に行くことにしました。

ということで、おおさか東線と福知山線を乗り継いで伊丹に向かいます。


伊丹で向かったのは、伊丹市民ミュージアム。いつの間にか伊丹市立美術館から名前が変わってました。

こちらに来たのは完全に「モダンガール」という言葉にひかれてですが、展示室はそれほど広くは無かったですが、昭和初期のモガの職業の紹介やポスターも数点あって、テンション上がりました。

それにしても伊丹市民ミュージアム、以前の伊丹市立美術館の時もそれほど広く無かったですが、付近の建物の地下に展示場を増やしたものの、なんか展示室が迷路のようにつながっていて……。コインロッカーに荷物を預けたのに、そこに戻るのに道に迷いかけました……。


伊丹からの帰りは、阪急に乗ってみました。

ん?
これ、乗ったら不条理なところに連れていかれたりしませんよね???


阪急で大阪梅田に着いたのは14時過ぎでしたが、疲れを感じたので早々に東京に戻ることにしました。
日が出ている時間に東京行きの新幹線に乗るのも久しぶりですが、これはこれで良いものですね。


おまけ:
東海道新幹線のコーヒー、今月で終了だから紙コップが無くなったようで、汎用的な無地のコップが出てきましたわ。