月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

お盆休みなので……関西の美術館へ

8月10日、土曜日。

今日から1週間は会社がロックアウトをしている(?)ので、休むしかありません。
ということで、久しぶりに宿泊を伴う旅に出ることにしました。

なお、お盆の帰省ラッシュのピークは今日10日らしいのですが、手元には行き先を決めずに1か月前に取った、東京~新大阪の新幹線指定券がありまして……。必然的に西に向かうことになります。


そんなわけで、最初に向かったのは大阪中之島の、東洋陶磁美術館。ここではフィンランドの陶芸についての展覧会をやっています。

この「フィンランドの陶芸」展、去年の8月に目黒区美術館でやってた奴の巡回だったようですが、まったく印象が異なっていて。
目黒の時は全く面白くないと思って30分ほどで出たのに、今日は面白すぎて写真撮影がとても捗ってしまいました。
やはりね、東洋陶磁美術館は陶磁器の見せ方がうまいんですよ。



ちょっと写真が多すぎるので、それらの写真は別の記事で紹介できれば。


次に向かったのは、天六にある大阪くらしの今昔館。ここは常設展示の街並み再現が外国人観光客などに人気で混雑していますが、今回は空いている企画展だけ見てきました。
やっていたのは、戦前大阪の豪商のお着物。服を見るのは好きなですよ。

やはり大正から昭和初期の着物は色数も多くて華やかですな。






置いてあるだけといえば置いてあるだけ展示なのですが、この時代の着物って結構見る機会が少ないので、楽しめましたわ。


そして3か所目が大阪歴史博物館。猫と言われて来てしまいました……。

ですが、この展覧会も以前に見たことがあったことに気づいたのは、入った後だというね……。
ま、いいんです、猫ですから。

大阪歴史博物館では、珍しく常設展示のほうにも入ってみました。
というのも、常設展示の特設コーナーで、福田平八郎の「漣(さざなみ)」(大阪市立近代美術館建設準備室、あらため、大阪中之島美術館準備室蔵)を展示しているためでして。
www.nak-osaka.jp
久しぶりに見ましたが、本当に立派な抽象画、だよなぁと。


大阪は三か所で終わりにして、次は奈良へ。奈良では「なら燈花会」をやってる関係で、奈良国立博物館が21時まで開いているのでした。

その奈良国立博物館ですが……。年々、集まる鹿の数が増えている気がするのですが……。

気を取り直して。奈良国立博物館でやっているのは、仏教を中心とした宗教関係の美術品を、動物を切り口に見ていこうというもの。

このキャラクターさん、わりと可愛いです……。

展示のほうは、動物がテーマなので普賢さんが乗ってる象さんや飛び回る迦陵頻伽、涅槃図の下のほうには沢山動物がいますねと、さまざまな動物がいたのですが……。
一番最初にいた、後ろを振り向いた鹿の埴輪、これが可愛すぎて、全部持っていかれましたわ。
鹿の埴輪は浜松市博物館の所蔵らしいので、一度浜松まで見に行ってみようと思います。

いや、実物があるのは浜北の分館のほうですね。駅から近いし、行かなくちゃ。
www.city.hamamatsu.shizuoka.jp


奈良の後は、近鉄とJRを乗り継いで相生のホテルへ。
相生なんかに宿を取ったのは、翌日岡山に向かうのに、久しぶりに赤穂線に乗ってみようかと思ってのことですが。
まぁ、新快速が姫路まで高速高頻度運転をしているから出来る技ですね。