9月1日、日曜日です。
最近twitterのTLを見ていると京都国立博物館の特集展示の評価が高くて、これは行かなければならないと思うようになりました。
調べてみると、ちょうど京都ではICOM(国際博物館会議)が開かれている関係で、京博以外にも魅力的な展覧会をやっている様子。
icom-kyoto-2019.org
京都でまず最初に行ったのは、駅の中にある美術館、美術館「えき」KYOTO 。
ここでの展示は、工事中の京都市美術館のコレクション(主に近代日本画)から、動物が主役のものを集めたもの。
動物なので竹内栖鳳祭り状態ですが、大動物担当の山口華楊、小動物担当の西村五雲も多いですね(五雲さんの仔犬は卑怯だ)。鹿の作品が多いあたり、山が近くて身近なんだなと。
個人的には京都市美術館の近代日本画は美人画に良いものが多いと思っているので、動物と一緒の女性を描いた作品なんかも有ればよかったのに……、と、アンケートを書くともらえる菊池契月の「散策」を見て思ってしまったり。
ポストカードじゃなくて実物が見たかったわけですよ、あの女の子可愛いですから。
そしてバスで京都国立博物館に移動して。
ICOMを記念して、本館は本日一般公開中……
この看板を出して公開って、勇気ありすぎますよね……(ほめてない)
とはいえ、文句を言いつつ、本館の意匠を撮影するのですが(言動不一致)
で、本題の特集展示。
今回の特集展示は京都国立博物館に寄託されているものの中から名宝を集めて展示しているというものですが、これは暴力ですね。質と量の。
もともと京博は寄託されている文化財が多いので実質的に京博名宝展でして、右を見ても左を見ても、重文国宝重文重文……もう充分!となるボリュームでしたわ。とりあえず国宝と重文の食べすぎでお腹いっぱいで、後半(一階)は駆け足になったような。
そんな中でも狩野山雪の「雪汀水禽図屏風」は良いねぇ。ネジが締まりすぎて舐めちゃったような狂気が感じられて、好きなんですよ、これ。
京博も見終わって、当初の予定では次に京都国立近代美術館に行くつもりだったのですが、二条城で現代美術の展示をやっているというので、そちらに向かうことに。
これは完璧なまでに私の好みでしたわ。詳細は時間があれば改めて書きたいかなと。
というわけで二条城を堪能した月猫さん、そのあとは18きっぷを消化するために、保津峡を眺めに亀岡まで往復したり、
結局18きっぷは名古屋までにして、そこから新幹線に乗って帰ったのでした。
思いつきで出かけたにしては、わりとしっかりした旅になりましたわ