月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

田村ゆかりコンサート@横浜アリーナ(後編)

さ、それでは昨日に続いてコンサートの感想を、フュージョンコーナーのあとの13曲目から書いてみましょうか……。
なんとか今日で終わるといいのだけど……

13〜15曲目

桃色男爵の格好いい演奏の後は……、おお、姫に耳が生えておる!。うさ耳にサンタっぽい衣装で「I am rabbit」なゆかりさん登場です。
そんな、うさぎゆかりんが歌うは「好き…けどリベンジ」。ジャズっぽい演奏に、拗ねた女の子の可愛さがミックスされた良い曲です。

次の曲は「ねぇ恋しちゃったかな」。これもニューアルバムからのカワイイ系の曲です。この曲では再びゆかり丸が登場し、桃色メイツと共にセンターステージへ。折角なので入場前に新横浜駅ビル内のビックカメラで買った10倍の双眼鏡*1で覗かせていただいたところ、その大きさと可愛さにクラクラ来たのは内緒ですよ(汗)。

そして、センターステージにいるまま、次の曲の「星屑スパイラル」。ここは、ツアーの前半の方では「プレゼント」だったので、最終日はプレゼントの方かなーと思っていたのですが、読みが外れました。途中の間奏のところはアーチ(手をゆっくり左右にふる)となるのですが、その瞬間、ちょうどゆかり丸がメインステージに戻るところだったので、後方の席の人々はうまく合わせられなかったのが一寸残念です。

VTR3 田村ゆかり、鹿に襲われる

このコーナーのビデオは、各公演ではリハーサルの途中の休息時間に行われた、お姫様またはスタッフのいたずらの数々でしたが、最終日横浜公演では、ツアーの途中に寄った奈良公園での様子でした。
奈良公園での映像といっても奈良公演の前後ではなく、名古屋公演の翌日に撮影したそうですが、要するに奈良公園で鹿に鹿せんべいを上げる、それだけです。それだけなんですが……。
最初こそ、鹿せんべいを買うのに「150円?、どうしよう。お姫様だから1万円しか持ってないよ」などと余裕の発言でしたが、相手は奈良の鹿の集団ですから穏やかに収まるはずもなく……鹿によるお姫様の集団チンチ映像と化していたような……。
鹿せんべいを買ったのは東大寺の参道、南大門の近くなのに、最後は新公会堂に近いあたりを走って逃げていたような。ちなみに姫の感想は
「恐怖しか無いです。鹿、ぱねぇっす」
だそうで。
いや、ツノで襲われなくて良かったですわ……。

16曲目

ビデオが終わって次の曲は、お、「Heavenly Stars」じゃないですか。Starly Candy Stripeツアーでは1曲目だった曲です。この曲が今回のセットリストに入るのは、全く予想してませんでした。でも、いい曲です。
ちなみにこの曲、2010年のツアーでは途中勢い良く振り向くときのスカートの広がりが印象的でしたが、今回の衣装(黒白2色の、王女様の正装風な衣装)ではスカートの生地が重いのか、そんなに広がりませんでしたね……って、何を見ているんだ、私。

MC2

と、ここは1曲だけ歌ってすぐにMCへ。「はーい、ゆかりんだよー」と明るくスタート。
「最終日だから、やっと映像に触れられる」、と、VTRの解説を始めます。まずは「ヤングスターの星。どんだけ星なんだよ」とスター誕生!の解説から。司会のおじさんは従兄弟のコージ、服巻浩司さん。「先に言っておけばよかったね、顔とか似てた?」とゆかりさん。すみません、服装とスター誕生!のパクリ具合に感心していて、浩司さんの顔まで見てませんでした……
その服巻浩司さん、今日会場に来ているそうで、と聞いた瞬間、王国民全員が右側のボックス席を見る。というか、なんでみんな知ってるの?(汗)。ちなみに服巻浩司さんは、うさ耳パーカーの似あういい男でした(って、褒めてないな、これ)

このVTRの昭和ゆかりさん、今後(次のコンサートが決まってるわけではないですが)シリーズ化して、ゆかりんがどんどん成長していく姿を作っていけたらなとのことです。これは期待しましょう!。

ただ、ときめきフォーリンラブについては「今のところCDにする予定は有りません」だそうで、こちらは気長に待ちましょうかねぇ。と思ったら、
姫「ソノシートとか未だあるのかな?みんな買うよね」
って、また懐かしいものを(汗)。当然ながら王国民の返事は「買うよー」ですけど、
姫「一枚30万でも?」
民「(少し人数が減って)買う〜」
姫「300万でも?、吊り上げてる。入札制にしようかな?」
ソノシートで発売されるとなると、レコードを再生できる環境を入手しないといけませんね(汗)。


続けて鹿のビデオのはなし。「さっきの鹿のやつ、すごい鹿に食われてて……」。たしかに、鹿に頭突きはされるわ、スカートはめくられるわ、散々でございました。
「最初はみんなゲラゲラ笑ってたけど、カメラさんが『止めたほうが良いんじゃ無いですか?』って」。
ちなみに着ていたコートをクリーニングに出したら、1ヶ月かかりますと。いや、お疲れ様でした……。

このあたりから、Jackさんが絡み出します
増「池の中のシーン好きよ。謎の回想シーン」
姫「カラオケに使えそうだよね」
あまり会話が続かないと見たのか、話を切り替えるJackさん
増「ゆかりちゃん、いま会場がすごくピンクじゃん、一足早く春がきたみたいだね」(この時Jackさんは、俺、いいこと言ったと思ってるに違いないです)
姫「それは比喩的な意味で?」
増「いや、いろんな意味で……」(この時Jackさんは、あれ?話がふくらまなかったぞ?どうしてだ?と思ったはず)

このあと、妙にそわそわウロウロ、落ち着かない姫。ついにはゆかり丸を出航させてセンターステージへ行こうとするものの、「動かす人がいない!」。おとなしくメインステージの所定位置に戻ります。

そして、このタイミングで何処から来たかを確認する国勢調査。今日は大雑把に、「関東から来た人」「九州から」「四国から」「あとどこだ?北海道から」「外国から来た人〜」と。
外国から来た人については、どこから来たのか言ってもらいましたら、台湾、ハワイ、マカオ、イギリスと。
「なんかのついでに来たのですか?」と姫が聞けば、「ゆかりのためならどこへでも!」と素晴らしい返事が!。「うれしいねぇ」と喜ぶ姫君です。
いや、私も台湾公演があれば、付いていく覚悟はできておりますよ(汗)。

「ゆかり国際派だねー、はろー」と、日本なまりの英語が飛び出します。
「あいむ、ゆかりん。はうあーゆー。あいむ、ふぁいん。すごい定型文。あいむ、しっく!」
と、流暢な英語が続いたあとに、実は英会話教室に10ヶ月前に入ったことをカミングアウト。ついでに8ヶ月行ってないこともカミングアウトです。去年1月の「アニソンぷらす」で「今年の目標は英会話」と言っていたのを実践したようですね。
ちなみに、英会話教室に入った時に、多分1番下のクラスじゃないかなと思ったものの、クラス分けのテストを受けたら、「おめでとうございます、下から2爪のクラスです」と英会話教室の方に言われたそうで……。
「ゆかり大人だからいろいろ考えちゃって」冠詞とか考えちゃってうまく話せないというのは、有りがちですよね。実際の会話では、冠詞が多少間違ってても、三単現のsがなくても、何とかなってしまうことも多かったりしますが……。

「ねくすと・そんぐ!。次の曲、英語で言えないよ!。それでは聞いてください、滑空の果てのイノセント!」
ということで、曲に参りましょう。

17〜21曲目

というわけで、ここからは所謂跳び曲の連続になります。
まずは「滑空の果てのイノセント」。Jackさんのギターが唸る曲です。なるほど、たしかに間奏の所で飛べるのね、この曲。気づいてませんでしたわ。曲の終わりの所で逆光になる光の演出がなんか素敵です。

で、その逆光を利用して衣装を1枚とって、白いワンピースになったゆかりさん。いよいよ本格的な跳び曲「この指とまれ」!。すっかりこの曲もタオル曲として定着していますね。ざっと、タオル持参者は60%というところでしょうか?

「 MERRY MERRY MERRY NENU・・・ね!」では特効のテープが飛び出しました。テープは北九州公演の際に入手しましたが(ありがたいことにスタッフさんたちが、PAブースの辺りに落下したテープを持ってきてくださったのです)、「I ♡ Rabbit、あいあむ ゆかりん、I'm a Robbot、I am Robert」が絵入りで描かれていました。ロバートって一体……。

そして「LOVE ME NOW!」。演奏が始まった途端に、慌ててポンポンを取り出す王国民です。それにしても、この曲ほどステージ上の振り付けを無視して観客が踊る曲も珍しいような……。少なくともセンター席の国民はPVのバージョンで踊ってましたが、スタンド席とかどうだったんだろう?

跳び曲最後は、忘れちゃいけない「fancy baby doll」。バンドメンバーとセンターステージへやって来ての演奏です。おや?ベース、ギター、サックスだけでなく、キーボードの新澤健一郎さんもハンディタイプのキーボードを持ってセンターステージへやって来てますよ。ということは、メインステージでお留守番はドラムスの波多江さんだけ?(汗)
ウサギを投げるときは、センターステージの更に後方にT字型に仮設の通路が出来ていて、そこから投げていました。なるほど、入場の際にそのあたりを歩いた時に、布がかけてあって妙に足場が悪かったのはそのための準備でしたか。
ちなみに今日の「世界一かわいいよ」は、1番でも出ました。姫の返答は、2番で「もっともっと!」、3番で「ありがとう!」でした。

MC3〜最後の曲

fancy baby dollのあとで一言だけMC。
「終わってしまうのが寂しいですが、次が最後の曲になります。またみんなと一緒ににいれたら嬉しいなと思っています」という感じの言葉でした。

そして最後の曲は「真新しいカレンダー」。この曲は私の好物です。こういう、ミディアムテンポのバラードにどうして弱いのでしょう、私。恋に恋してる?多分そうなんだと思います、はい……。
この曲、間奏がアーチ曲に振り付けがなっています。後方の席だと、この時のサイリウムの動きがとても綺麗です。

歌い終えて、「ありがとうございました」といって退場する姫。それに拍手で応える王国民でした。

アンコール1曲目〜MC4

そしてアンコール。かっこ良く「Endless Story」です。いや、これは歌、演奏、振り付け、コール、すべてが格好いいです。もう本当に好物です。


と、1曲歌った所でMCへ。
姫「アンコールどうもありがとう。みんな、とても元気で……。」
姫「心に傷を追っているんじゃないけど、涙が出そうになる。歳かな?。17歳ですけど」
姫「明日17歳になりますけど、1日1日大切で、失いたくないものが増えて涙もろく……」
と話していると、会場からハッピーバースデーの大合唱が。「話している途中……」などというものの、最後まで合唱を聞いていたゆかりさんでした。
折角の誕生日前日のコンサートなんですから、国民にも祝わせてくださいよ、姫。
姫「去年は規模は小さかったけどラジオの公開録音で祝っていただいて、今年は当日では無いけど、こんなに集まっていただいて、ありがとうございます。特に言うことはないんですけど……、抱負?、抱負って何?」
と、急に振られた誕生日の抱負に困るゆかりさん、「抱負って、みんな言ってよ。はた坊から」と桃色男爵さんに振ってしまいます。

桃色男爵さんの豊富は
波「グッズを買ってみんなの気持ちがわかった。めっちゃ嬉しかったポストカード(Cでしょ?、と姫の横槍)。抱負は、ファンクラブ入会にしようかと」
山「私の抱負は(おじいさーん、と客席から横槍)長生き」(すっかり長老が自他ともに定着してますな……)
竹「『あーん』を極める(といって、照明をピンクにしてもらった上で『あーん』を実演)」
増「『あーん』を言われたからね、このままじゃ帰れないよな。今年の抱負はずっとゆかりのライブをやること、そのために今日やり残したことをやっておきたい」(でた、Jackのムチャぶりモード)
新「抱負は達成されたような。桃色男爵としてこれからも続けていきたいです」

で、ゆかりさんの抱負は……「抱負?、ないよ!」
だそうで。

ということで、増崎さんの「今日やり残したこと」ということで……
増「明日から17歳だよね、16歳最後のとっておきの『あーん』を……」
ということで、嫌がる姫に計4回「あーん」を言わせたりと。

というか、この「あーん」の文脈、王国民のコンサートレポートに目を通してない、本当に横浜アリーナが最初のコンサートなんですという人がいたら、全く訳がわからなかったんじゃないかと思うのですが……。巨大な会場では、他の公演に来てない観客が多いという事を踏まえたネタふりをしたほうがいいと思うのよね、Jackさん……。

ほいで「あーん」のあとは、更に遊びたいJackさんがめろーんステッキを姫に渡して「LOVE ME NOW!」を完成させたいと。ということで、北九州に続き、「隣どおしリズムを……」のところをめろーんステッキに合わせてゆっさゆっさ。すっかり「めろーん」のためのステッキではなく、王国民を想いのままに動かす指揮棒と化してます。ま、本質は変わってないか。
ここのところ、北九州とは違って妙に早く動くバージョンもあったりして。
この部分も、横浜アリーナが最初の人にはわかりにくい文脈だったんじゃないかしら……。
なお、この途中で「お金が無いので先行ってください」とプロンプターに表示されたりと。横浜アリーナの延長料金は1時間あたり20万円ですから、結構シビアです。

アンコール2〜3曲目

「それでは歌える人は歌ってください」ということで、アンコール2曲目は「You & Me」。1万人の大合唱、音量が半端ないです。しかもその声が揃うんだ。皆さん、ほんとうに元気ですね……(この時、声は出てたけど足に来ていたおじさん=私)

そして最後の曲は「チアガール in my heart」。再びポンポン登場。そして、竹上良成さんもポンポン持参でステージの中段中央に立ちます。このツアーではこの曲を除いてはダンサーの竹上さんは封印されていたのよね。演奏中は会場内に巨大なボールが投入されて、それが跳ねまわったり。間奏ではメンバー紹介もあったりと、フィナーレらしい華やかさでした。
王国民も「フレーフレーゆかりん」のコール。ほんとうに楽しい最後の曲でした。

エピローグ

そしてエンディング。メンバー一同一列に並んでの礼(それに合わせて観客も礼)、その後のゆかりさんがステージを一回りしてすべての観客に手を振る、観客は拍手で応えるのも素敵な伝統です。今回はセンターステージに出向いて手を振っていたので10分近く、手を振り拍手をしていたんじゃないかしら?。
コンサート開始時の一面ピンクのサイリウムと、コンサート最後の拍手。この2つが見たくてコンサートに行くのではないか、と思うほど、ゆかりさんのコンサートを象徴していると思います。

そして最後の言葉は「今日は本当にありがとうございました。また、みなさんに会えるように、毎日一生懸命頑張っていきます。」でした。
深く礼をしたあと、投げキッスをいろいろな方向に沢山して、ゆかりさんは下手に消えてゆきました。

そして、速攻で「以上を持ちまして、本日の公演は全て終了となりました」の放送。
コンサート開始から3時間半。本当に時間が無くなっていたようですね(汗))。



ということで、1月28日から約1ヶ月間のコンサートも終了しました。
大変楽しかったのですが、横浜アリーナ公演単体で考えると、Jackさんのネタの空回りが目についたかなという感じです。やはりステージと客席とで遊ぶには、アリーナは大きすぎるのかもしれません。
次回のコンサート、まだ決まっているわけではなですが、その時は、アリーナを最初にして、そのあとホールコンサートにすると、遊びもふくらませやすい気がしますけど、どうなんだろう?(その順番だと、照明さんやプロンプターさんが死ぬかも?)


最後におまけ。横浜アリーナの入口に飾られていたお花のうち、西又葵さんと高河ゆんさんのものを。
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西又先生、力入ってます……。

*1:いや、いつもの単眼鏡を持ってくるのを忘れましてね……