今日は3連休の中日、と言っても今月は先週までにコンサートで広島大阪仙台盛岡福岡と旅行に出てますので財政的な都合もあって遠出はちょっと……。
そんな理由もあって、今日は横浜で開かれている展覧会を順番に見て回ることにしたのでした。
とは言っても正午に発売開始のコンサートチケットを購入していたりしたので、家を出たのは13時過ぎ。で、みなとみらい線の日本大通り駅に着いたのは15時ちょい前というスロースタートだったのです。
ここで最初に見たのは、横浜都市発展記念館の「港をめぐる二都物語」。
横浜港と東京港の発展の歴史を振り返る展覧会です。
なんとなく、東京の外港として存在する横浜港なので、両方の港は相互補完的に協調しながら発展していったように思っていたのですが、そんな単純ではない緊張関係があったよう勉強になりました。
展示を1回見ただけで全貌が理解できるはずもないので、学習用に図録も買ってきました。なので、細かい感想は図録に目を通してからまた別途書きたいところです。
ほいで横浜都市発展記念館を見終わって、隣の建物(横浜情報文化センター)を見ると、8階の放送ライブラリーで岩合光昭さんの「ねこ」展、2階の新聞博物館で「2013年報道写真展」をやっていましたので、両方共見ることにします。
まずは、岩合光昭さんの「ねこ」展。
実はこれを見るのは4回め*1なのでパスしようかとも思ったのですが、ご丁寧に「入場無料」と書いてあれば、そりゃ入りますって。
そうは言っても岩合さんですし、猫ですし、可愛い物は何度見ても可愛くって良いですわ。
そして報道写真展の方は、時系列で昨年にあった出来事の写真が並んでましたが、これって去年だったっけ?と思うことが多くて、ちょっとイカンなぁと思ったりでした。
と、日本大通り駅で3箇所の展覧会を消化したあとは、みなとみらい駅に移動して横浜美術館へ。
幕末から現代の木版画に注目した展覧会です。
幕末の浮世絵から始まって、新版画を経由して現代の作品につながるのですが、途中、長谷川潔を経由するあたりが横浜美術館らしいと思ったりして。あと、こうやって並べてみると、渡邊木版美術画舗っていい仕事をしていたんだなと改めて感じます。
それから、現代の作品ですが、予想通りどれも今ひとつ私の好みではなくて……。というか、直接的な政治批判をする作品って、どうしても好きになれないのですよ、私。
そして横浜美術館といえば、特別展よりも重要な常設展ですが、冒頭にいきなり奈良美智さんの作品があって目を引きましたが、そのあとは前回から変わらずの展示だったり、近代日本がのコーナーがお休みだったりと、ちょっと残念な感じでしたです。
再びみなとみらい線に乗って、今度は横浜駅へ。横浜高島屋での川瀬巴水展に行きます。
で、入ってから気づいたのですが、この展覧会は1月に千葉市美術館で開催された川瀬巴水展の巡回でした。
とは言っても好物の川瀬巴水なので、何度見ても問題ないのですが。それに、全国の風景が登場するので、前回は東京を中心に見たので今回は地方を見よう、みたいなことも出来ますし。
それにしても、本人はどう思っていたかわかりませんが、昔ながらの日本がそこにある感じで、それぞれの場所が現在はどうなっているのか、訪ねて比較してみたくなりますね。
と、以上5箇所で今日の美術館巡検はおしまいです。
このあとは、少し鉄分がほしいなと思って相鉄線の湘南台まで乗って、帳簿上は未乗となってた*2相鉄いずみ野線を乗りつぶしたり、
崎陽軒の春の季節弁当を買って横須賀・総武快速線のグリーン車で食べたり
などをして帰ってきたわけです。
出発が遅かった割には、素敵な1日でしたわ。まる。