月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

関西巡検大型連休編(1日目)

さて、春の大型連休だというのに日帰り旅行だけというのも体に良くないですからね。ということで、連休後半戦は関西方面に泊まりがけで出かけることにしたのでした。


私には珍しく7時台に東京駅を出る新幹線に乗って、最初に向かったのはあべのハルカス美術館の東大寺展です。美術館は16階、はいいのですが、展望台へのエレベーター乗り場のフロアでもあるので、展望台に登る人々の怒号が展示室まで聞こえるというおまけ付きでございます……。
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展示は過去の特別展や奈良博などで見たことのあるものが多いものの、さすが東大寺、見るべきものが多いです。

それにしても、アフロ仏がお二人並んでるのはインパクトが強すぎて……危うくほかの感想がきれいさっぱり頭から無くなるところでしたよ(汗)


ちなみにあべのハルカスの16階は空中庭園になっていて、展望台まで行かなくても高いところの景色が見られるスポットでした。
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そしてあべのハルカスからは目と鼻の先、天王寺公園にある大阪市立美術館では、吉野・高野・熊野の神仏展。
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そういえば10年前に世田谷美術館で同じような展覧会があったなぁなどと思い出したり。なので当時見たものもあったのでしょうが、そんな前の記憶を覚えているわけもなく(当たり前)。

そういえば展示のほうは、狛犬は必ず2体を両端に置くなど、大阪市美も上手くなったなぁと感じます。ただ如何せん似たような仏像神像が大量で、ちょっと途中で飽きていたかも……。熊野参詣図などは、以前に龍谷ミュージアムで勉強したこともあって、楽しんで見れたのだけど……。


大阪市美を出たあとは、少し天王寺公園を散策したりして。
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山野草展示会というのに吸い寄せられたりして
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ちょっとこの散歩が余計だったようで、まだお昼すぎなのに、このあたりから疲れを感じ始めます。


それでも天王寺から堺筋線を北上して、大阪歴史博物館の「上方の浮世絵」という展覧会に。
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基本的に風景画じゃない浮世絵に対しては見方が荒いです、私。ってことで、やっぱり今回も見方が荒いです。個人的には、丸山応挙などもした眼鏡絵があったのと、上方に特有の合羽刷りという型紙を使った技法を見ることが出来たのが収穫でした。


大阪歴史博物館の後は兵庫県立美術館に向かうのですが、なぜか九条駅で地下鉄から阪神に乗り換えたり、阪神武庫川線を往復したりと鉄道モードで。美術館って体力使うので鉄道で疲れをいやすのです(わけわからん)


兵庫県立美術館では、とある方の個人コレクションによるフランス近代絵画展。コレクターの名前は徹底的に伏せられてます。
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このコレクター、特定の画家の作品を買い込む傾向があるようで、ルノワール、ルオー、グラマンク、ユトリロローランサン、藤田、キスリングあたりが大量節でした。

ひとりの作家の作品が沢山あると気づくこともあって初めてユトリロの見方が判った気が。合っているか判りませんが、ユトリロは直線を楽しむ画家だなと。
そしてローランサンとキスリングは何度見ても好きなのよ。
この展覧会は東京に巡回するので、その際はまた見ようと。


これで今日は展覧会を4箇所見たのでノルマ達成で終了です。この後は再び鉄道モードになって神戸電鉄とか乗ったりしていたのですが、その話はまた別の機会に……。