大型連休に新宿で，高速ツアーバスが乗客を乗せているところを初めて見ました．新宿西口のスバルビルの前，路肩に大型バスを止めて乗客を乗せてまして，スバルビルの前にはバスの乗客が150名ほどバスを待っていて，正直言って通行の邪魔ったらありゃしない(^^;;)．ま，確かに高速ツアーバスは(実態はともかく建前は)観光バスなので，乗客の乗降をバス停で行わなければならない義務はないのですが……．
そんなのを見たところでNHKスペシャルで高速ツアーバスを取り上げでいましたが，高速ツアーバスは高速路線バスと比較して
- 定期運行する義務がない
- ターミナル設置義務がない
- さらにはそもそもバスを所有する必要もない
- バスを持たないので運転手を雇う必要もない
という，要らないものが沢山あるわけで……運輸産業とは装置産業であり労働集約型産業であるという私の頭にあった常識が否定される世界だったわけ何ですね．確かにビジネスモデルが今までの高速路線バスとは全く違うわけですから，今までとは違う価格が出せるわけです．
まぁ，それにしても，安全と，付近の迷惑に対する対処だけはしっかりして貰いたいところです．どうやって実行力のある規則にするかは国土交通省の方に考えていただきたいところですが，毎日運行と宣伝をして運行している高速ツアーバスは準高速バスとして扱い，ターミナル設置の義務づけと運行計画の提出をさせるようにした方が良いと思います．
