JR北海道から、今年第2四半期の決算報告が出ていました。
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/151106-1.pdf
この中で注目を集めていたのが資料の9ページ目に記載のあった「ご利用が少ない線区」というところ。
かいつまんで書き出してみると、こんな内容が書いてあります。
線名・区間 | 輸送密度 | 営業係数 |
---|---|---|
留萌線(留萌~増毛) | 39 | 4161 |
札沼線(医療大学~新十津川) | 81 | 1909 |
石勝線(新夕張~夕張) | 117 | 1247 |
根室線(富良野~新得) | 155 | 1430 |
留萌線(深川~留萌) | 177 | 1316 |
宗谷線(名寄~稚内) | 405 | 543 |
根室線(釧路~根室) | 436 | 441 |
根室線(滝川~富良野) | 460 | 827 |
釧網線(東釧路~網走) | 466 | 520 |
国鉄の遺物だと思っていた営業係数、まさかの完全復活。
ということで、すでに廃止の方針の留萌線の留萌~増毛以外にも、札沼線の北海道医療大学以遠、石勝線の夕張支線は輸送密度が150人以下と危機的な状況でして。
(留萌線を走る列車は1両編成)
例えば石勝線の夕張支線だと全区間通しで乗る客が殆どとして考えると、上下合わせて18本運行しているので1列車あたり乗客が6.5人ということになります。まぁ実際には途中までの乗客もいるでしょうから乗客数としてはもう少し多いと思いますが、これだと鉄道でなくても、という話が出てしまうわけで……。というか、なんで9往復もあるのだろう?
ということで、ちょっと先行きが不安に思えてきた2路線を乗るプランを考えてみました。
札 幌0748→(特急)→0841滝 川
滝 川 … (徒歩) … 新十津川
新十津川0941→(普通)→1057医療大学
医療大学1129→(普通)→1215札 幌
札 幌1225→(普通)→1254千 歳
千 歳1428→(普通)→1620夕 張
夕 張1628→(普通)→1825南 千 歳
南 千 歳1828→(快速)→1832新千歳空港
ちょっと千歳での90分待ちが微妙ですが、札幌か千歳でごはんを食べる時間が出来るということで、ちょうど良いのではないでしょうか……
というか、千歳から夕張って、2時間もかかるのか、そんなに距離があったんだ、というのが一番の驚きかも。