月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

大遣唐使展@奈良国立博物館

24日の土曜のことですが、奈良国立博物館で開かれている大遣唐使展を見てきました。
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今回の展覧会は奈良国立博物館の西新館が耐震補強工事で使えないため、東新館と本館で開催となっています。本館での特別展は経験したことが無いので、その点も趣味としては楽しみです。京博もそうですが、重要文化財の建物に美術品を展示すると、美術品が更に良く見える気がします。とは言っても本館は天井が低いので、背の高い大きなものは東新館に集中させている気がします。


そんな訳で早速東新館に入ると、最初に出迎えて下さるのは2体のお立ちになった仏さま。向かって左側は中国生まれでアメリカからいらっしゃった方、んで右側は薬師寺の聖観音菩薩さま。今回は光背が取り外されていて、背中まで見ることができます。聖観音菩薩さま、お背中までお美しい!。
そのほかにも、如意輪観音様など色々な仏様がいて、良い空間でした。

それにしても、やはり西新館が工事のせいか、東新館は何時もよりも展示物が多かった気がします。


東新館からは工事用の囲いの中を通って地下回廊へ。ここで昼食をとって、いよいよ本館です。本館は遣唐使の時代を世紀ごとに分けてそれぞれの時代のものを展示しています。この中にも小さな仏像があちらこちらに。良い光景です。

そして中央室。ここはどうも少し改装したようで、照明の感じが今っぽいです。んで、そこに展示されていたのは、東大寺の勅額に誕生釈迦仏、って一寸マテ。その2点は通常展示のときもその場所に置いてなかったか?(笑)。


一番最後は、9世紀の遣唐使の時代の展示。ここには太宰府にあった鴻臚館の遺跡がありまして、外交使節だけあって色が良かったです。


ということで、どうも私が見に行くと仏像にしか視線が行かないのですが、その他にも奈良時代の仏像や絵巻、考古が沢山ありましたので、見ておいて損はないと思います。てか、仏像を見に、もう一度いってみたいなぁ。6月20日、まで開催ですし……。