東京国立博物館の法隆寺宝物館は5月21日から来年の3月まで、色々工事をするということで休館します。
法隆寺宝物館は今の建物は1999年に今の建物が完成していますので、それから16年。多分建物の構造は大丈夫でも照明器具や空調、水回りなどにいろいろ発生する時期なんでしょう。そんなわけで、来年3月にリニューアルオープンしてもそんなに展示は変わらないのではないかなと思いますが、何故か東博が「閉館前の法隆寺宝物館を見ることが出来る週末は今週が最後!」みたいに煽ってくるので、行ってみたわけですよ。
以下、せっかくなので各展示室のリニューアル前の状況を記録しましたので紹介しますね。
まずは、外観。
まぁこれは変更なしでしょうな。
そして第1室。
灌頂幡は何時見ても目立ちます。
第2室は金銅仏。
法隆寺宝物館のキービジュアルである、仏様が整然と並ぶ部屋はここです。
ちょっと細長くて幼児体型にも見える飛鳥時代の仏様は可愛らしくて、一つお持ち帰りしたくなります(だめです)。
摩耶夫人。私の摩耶夫人のイメージはこの像なんだよなぁ。なのでインドのイムでの摩耶夫人は衝撃でしたw
第3室の伎楽面は年3回のみのオープンですので今日は開いてなくて。なので2階に上がりまして、第4室です。
この部屋は木工や漆工。江戸時代の人形なんかもあって、法隆寺の宝物であっても飛鳥時代とは限らないのですね。
第5室は金工。
鏡とか水差しとか、良い模様や形のものが多いです。
最後の第6室は、絵画や書籍、布の類。
1400年位前の布が残ってるというのもすごい話です。
展示室を出て、下に降りる階段のところからの写真も撮りました。
この写真とか見てると、京博の平成知新館との区別が付かなくなるんですよね……。