月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

谷山浩子猫森集会2011 Cプログラム2日目

さて、今日も今日で谷山浩子さんの猫森集会に行ってきたのであります。一応今日は平日ですが、会社を16時くらいに抜けまして、はい。
今日のプログラムはCプログラムの2日目、ということになっていますが、昨日の台風で、Cプログラム1日目は公演延期になっていますので、実質1日目ということになります。
今回のゲストは斉藤ネコさん。なので、当然ながら(?)本日はオールリクエストとなります。オールリクエストとは、要するに全曲注文をいただいてからその場で即興演奏をするというもので、場合によってはその場で練習光景も見ることが出来るお得なコンサートです(?)。

そんなコンサートのセットリストは以下の通り。最後の曲とアンコール曲以外はリクエスト曲。つまり偶然が支配するセットリストです。

[チケット半券で抽選]
01. Blue Blue Blue
02. ピエレット
03. 月見て跳ねる
[10な人を探せ]
04. うさぎ
05. 夕焼けリンゴ
06. マイケルという名のパン屋さん
07. テングサの歌
08. テルーの歌
[再びチケット半券で抽選]
09. カントリーガール(シングルバージョン)
10. トライアングル
11. 終電座
[じゃんけん勝ち残り]
12. 雨のアタゴオル
[猫森集会テーマ曲]
13. 猫の森には帰れない
[アンコール]
EN. 夢みるちから

今回のコンサート、最初から浩子さんだけではなく、AQさんとネコさんも登場。そして早速抽選に移ります。なんでも、オールリクエストは曲数が少なくなるので、予め決めた曲を演奏するのを無くしてリクエストを採ることにしたそうです。
ちなみに、半券の抽選に使った箱、猫耳と猫尻尾が付いていてラブリーでございました。

そんな半券抽選で選ばれたのが「ピエレット」「Blue Blue Blue」「月見て跳ねる」。「月見て跳ねる」のリクエストには若干引き気味の浩子さん。「聴きたいからリクエストしたんですよね?」「打ち込みはショート?ロング?」と謎の言葉が連続します。どうも101人コンサートスペシャルでの「『月見て跳ねる』間奏ロングバージョン訳わかんなくなって再演奏事件」(長い)のトラウマが鮮明なようで……。と思ったら、「プロのミュージシャンのコンサートで止まるなんて有りません!。私の記憶では一回も止まったことがなかった!」と……。当然会場は爆笑。その笑いが終わらないうちにBlue Blue Blueへ……って、お願いだから曲はちゃんと聴かせてください浩子さん……。

そして曲が終わったとたんに「打ち込みは怖いよね、だって合わせてくれないもん……」と。どこまでもトラウマは尾を引くようです。


次の抽選はゲームコーナー。例年ゲームコーナーが時間の押す原因ということで、今回はさくさくと進めます。
お題は猫森集会10周年記念で、「10な人を探せ」。設問は以下の通り

  1. 生年月日の中に10がある、または10歳
  2. 姓名に「十」が入っている(五十嵐さん、十兵衛さんなど)
  3. 住所に「十」が入っている(麻布十番、10号室など。510号室、みたいなのは駄目)
  4. 10人以上で暮らしている(人間のみ)
  5. 今年、10にまつわる記念日や記録がある(結婚10周年とか、10個目の資格を取ったなど)
  6. 昨日、夜10時前に寝た、または、今日、朝10時より後に起きた
  7. 今までに飼ったペットが10以上(猫と犬で10匹、牧場で牛10頭、メダカ10匹など)
  8. 今、10円玉を10枚以上持っている
  9. 10年前と体重が10kg以上違う
  10. 10以上の都道府県に行ったことがある

えっと、最後しか当てはまりませんがな……。
そんな人が多かったようで、7個当てはまった人まで皆無で「この企画失敗だー」と言い出す浩子さん。そして6個当てはまった人で5人当選。先を急ぐので5曲いっぺんにやることになります。

その5曲、先を急ごうとAQさんがさくさくと曲順を決めてしまいます。「もう今度から、AQに司会をやって貰おう」と浩子さん。それに対してAQさんは、「照明の方に説明を。『うさぎ』はホームでウサギが待っている……」と、曲の紹介まで進めてしまいます。
で……

浩子「もうAQが曲紹介もしてよ。プロデューサーとして、どうぞ」
AQ「夕焼けリンゴはホームでリンゴが待っている。しっとりとした曲です。」
浩子「お、プロデューサーらしい」
AQ「マイケルという名のパン屋さんは、マイケルがパンやで待っている……」
浩子「何で待ってるばかりなのよ。テングサは?」
AQ「ホームのベンチでテングサが待っている。」
浩子「テルーの歌は?」
AQ「儲かった!」

AQに詰め寄る浩子さん、場内爆笑。「一曲だけだし、作曲だけだし、そんなには……」といいつつ、儲かったことは否定しない浩子さんです。
そんな爆笑が収まる前に、「うさぎ」の演奏がはじまって……。ええ、覚えてませんとも、うさぎの演奏……。

このセクションでは、「マイケルという名のパン屋さん」の演奏が良かったです。シンセから演奏するという実験(この曲では無かったパターン)をやりながらも、3人とも練習してきたようにきれいに纏めてました。また、この曲の肝となるエコーもばっちりで、音響さん流石です。


その次は再びチケット半券で抽選。そして再び曲の説明はAQさんから。終電座の説明は「ある意味、昨日の夜の品川駅」とのことでした……。すっかり、交通機関が乱れたときに混乱する駅として定着してますね、品川駅……。
その終電座(良い曲なのに色物、とは、浩子さんの弁)では、AQさんが合唱パートを一人でこなしていました。この曲は知っている人は歌ってくださいという指令が出ていましたが、どこが女神(浩子さん)パートで、どこが乗客パートか、ちゃんと覚えてないのよね……。


と、ここで「リクエスト後1曲でお願いします」と指令が。結局、例年よりも1曲しか増えてませんでした……。
最後のリクエストはコクリコ坂曲集から「雨」とリクエストが入ったのですが、デモテープで歌ったきりなので無理、ということで「雨のアタゴオル」に。この曲で即興ネコさん(曲の1番で譜面を手書きして、2番で演奏する)が発生。あの姿は、何度見ても感心します。それにしても、「雨のアタゴオル」は名曲だと再認識。美しい曲でありました。浩子さんも同感だったようで「もっと歌うようにしようっと」って、え?


んで、ぐだぐだなトークを挟んだ後、最後の曲は、今年の猫も集会テーマ曲の「猫の森には帰れない」でした。ネコさんAQさんのベーシックセットでの演奏は、安定感がありますな。


ほいでアンコールは、ニューアルバム「夢みるちから」からタイトルチューンの「夢みるちから」。この曲はネコさんのバイオリンが映えてました。


ということで、今日のコンサートはお終い。終わってみると、本当に良く笑ったというほうの印象が濃くて演奏が頭に残っていませんが、いや、演奏も良かったです、本当に。
久しぶりに見るネコさんのバイオリンは、やっぱり素敵ですわ。