16日で終わった展覧会の話で済みませんが、14日の土曜に神奈川県立歴史博物館で「キングの塔誕生」という展覧会を見てきました。要するにキングの塔＝神奈川県庁の建物に関する展覧会です。
ちなみにその神奈川県庁、今の建物は４台目で関東大震災の後に建ったものだそうで。キングと呼ばれるのだからもっと古いものと勘違いしてましたわ。
さて展示の方ですが、今の県庁になる前の神奈川県庁の紹介から始まって、今の県庁の設計図や意匠、そして同時期に建てられた他県の県庁を紹介して、最後に神奈川県内の近代建築にも触れるとか、後半に付け足し感を感じたり。まぁ、レイアウト的な制約もあるんでしょうけど。
今の県庁のコーナーは、コンペでの落選作品のイメージ図などもあったり設計図も大きく、ドボクスキーには実に楽しい。これだけで何時間も見ていられそうですが、そうも言ってられないので図録購入。しかし図録に掲載されている設計図が小さくて、これはつらいです……。
それから他の役所建築を紹介するコーナーでは、名古屋市役所と愛知県庁が登場されていて、それぞれの設計図もあって、これも楽しいです。それにしても、名古屋の2つの建物は戦前に7階建てとか元気ですな……。
と、設計図にわくわくする感じ、数年前に大阪歴博でみた「民都大阪の建築力」を思い出したりします。
そんな感じで、昭和初期の都市建築は見てて飽きないやねぇと。今度はクイーンとジャックでも同じような展覧会、やってくれませんかねぇ。
それにしてもエースのドーム＝旧横浜正金銀行というのは初めて聞いた気が……え？この展覧会を機に名乗りだしたの？
