今日は夜に代々木でコンサートがあるのですが、前の週に旅に出たせいでちょっと展覧会の消化状況が思わしくなく……。ということでコンサートが始まるまでの時間を展覧会巡りに当てることにして横浜に向かったのでした。
で、最初は神奈川県立歴史博物館に向かう予定でしたが、電車の中で手元にメモ帳がないことに気づいて、慌てて横浜駅東口のそごうの中にあるLOFTに入って野帳を購入。ほいでそのまま1つフロアを降りて、そごう美術館に入ったのでした……。
そごう美術館でやっていたのは円空・木喰展。この展覧会は横浜の後に山梨、名古屋、岡山と巡回するので名古屋か岡山で見ればいいと思ってたんですけど、まぁそれはそれです。
で、今回は円空と木喰、それぞれの時代による作風の変遷に注目して見てみました。円空が時代が経つに従って木の素材感が全面に出て、木喰の場合は微笑みが深くなる。そんな変遷がよく分かる展示でした。
しかし、十二神将も木喰の手にかかるとすっかり楽しそうな七福神のようですなぁ。
細かい感想は、また別の機会に書けたらいいなぁです。
ほいで、そごう美術館の次はみなとみらい線に乗りまして。みなとみらい線の売店は「PX」と書いてあったので、どうやら進駐軍専用のようです(違)
それはともかく、次に向かったのは神奈川県立歴史博物館。ここで見たのは第二次世界大戦の際に宣教が悪化した後に船を降りて総司令部を日吉に置いた海軍のお話です。
小学生や高校の頃は(模試などで)よく歩いていた慶應日吉の地下が塹壕だらけだってことを今まで知らなかった自分に残念な気持ちになりつつ見てましたが、正直よくそれだけ掘ったなぁというのと、戦争を制海権も制空権も取られた状態で続けるのは無謀でしかないよなぁとそんなことを思ったりするわけです。
神奈川県立歴史博物館のあとは馬車道を歩いて地下鉄の関内駅からセンター北駅へ、そして最寄りの横浜市歴史博物館に向かいます。
ここでやっていたのは、鶴見川流域の生活や風土に関する展示。展示の最初には鶴見川流域の地図などもあるのですが、それを見るにつけ、大部分が鶴見川水系に属する町田はやっぱり神奈川だよなぁと(汗)。
そういえば地図の中には赤色立体地図もあって、高低差がはっきりと分かるのに驚いたりして。で、高低差を眺めていると、新横浜駅付近は湿地帯になって当然の地形だなぁと納得したり。あの場所にあるサッカー場が大雨の際に遊水地となる設計なのはとても合理的だなぁと感じるのでした。
ということで横浜美術館(と言いつつ3箇所のうち2箇所は歴史博物館だったね)巡検は終了して代々木のコンサート会場に向かったのでした。
コンサートのお話はまた次回にでも。