今週になって、JR東日本とJR東海からホームドアや可動ホーム柵についてのニュースリリースがありました。
同じような時期に似たようなリリースがあるときは、鉄道業界に何かある印、と思って他の各社も確認してみると、出るわ出るわ……。
11月以降だけでもホームドアに関するニュースリリースが、JRと大手私鉄でこれだけありました。
- JR東日本 :駅ホームの安全性向上に向けた取組みについて(12/13)
- JR東海 :在来線ホーム可動柵の開発等について(12/14)
- JR西日本 :「ホーム柵」と「内方線付き点状ブロック」の整備をさらに進めます(11/16)
- 京成電鉄 :日暮里駅にホームドアを設置します(11/15)
- 東急電鉄 :ホームドアの設置状況について(12/14)
- 相模鉄道 :横浜駅2番線ホームドア運用開始のご案内(12/15)
- 東京メトロ:銀座線・東西線・半蔵門線のホームドア設置を前倒しします(11/04)
- 近鉄 :プラットホームの安全対策を強化推進大阪阿部野橋駅に可動式ホーム柵を設置します(12/15)
- 阪急電鉄 :十三駅における可動式ホーム柵の設置について (12/01)
なんとなく、今週になってリリースを出した会社が多いように思えますが……。
じつは、明日12月16日に、国土交通省でこんなイベントが。
www.mlit.go.jp
明日の検討会で「鉄道事業者による駅ホーム安全性向上のための取り組み事例」を発表するのに合わせ、あらかじめリリースを出したということのようです。
もう、国交省先生の出した宿題を提出する学生じゃないんだから……。
5年以上前に書きましたが、国土交通省としては乗降客数10万人以上の駅にはホームドアを、と考えてますので、今後もホームドア設置駅は増えていくのでしょうね。
lunacat.yugiri.org
当然、ホームドアの設置にはコストやドアの位置がそろわないことなど課題があるので、それに対する技術開発も進んでます。
たとえばこれは、日本信号の一般公開で見かけた、ロープ型の可動式安全柵。
2030年頃には、東京から30km以内の駅にはほぼ全駅にホームドア、なんてことになるんじゃないでしょうかねぇ。