渋谷駅では5月30日と31日に埼京線を運休にしての大規模な線路切替工事が行われます。
渋谷駅線路切換工事に伴う列車の運休および新しい埼京線ホームの供用開始について[PDF] | 2020/02/18 JR東日本
https://www.jreast.co.jp/press/2019/tokyo/20200218_to04.pdf
今回の工事ではついに埼京線ホームが350m北上して、山手線ホームと並びます。年末年始にあった東京メトロ銀座線の移転に続き、渋谷駅改良工事の大きな山場と言える工事になります。
注:ここでいう渋谷駅改良工事とは、
- 東急文化会館を渋谷ヒカリエに建て替え(最初のアーバンコアの設置)
- 東急東横線渋谷駅の地下化と副都心線への直通運転
- 渋谷川を暗渠に変更した上での流路変更と大雨時貯水槽の作成
- 東急東横線渋谷駅跡地を活用して埼京線ホームを山手線ホーム隣に移動
- 東急とJRとの導線改良のため、東口地下広場を新設
- 既存の東急百貨店を建て替え、高層ビル化(アーバンコアとしても機能)
- 東急百貨店が建て替えられるので、銀座線をビルから追い出して東口に駅新設
- アーバンコア機能作成のため、東急プラザと南東側東横線跡地に高層ビル設置
- ついでのついでで、渋谷駅南西の桜丘地区を再開発
- 桜丘地区と南東側東横線跡地の利便性向上のため、渋谷駅の改札口を国道246号の南側に新設
と、このくらいのことが同時並行で起きているので、中々全体像が見えないものです。
現在1~3は完成して、4~8は一部完成といったところ。今回取り上げる工事は、4つ目のものですね。
この工事ですが、観察するならベストポジションは山手線内回りホームとなりますが、そんなところ工事見物者がいなくても混雑が激しいところで、立ち止まって観察なんて到底無理。ということで、工事前の様子と工事後の様子を確認して、工事中は見に行くのをやめようかと考えています(まぁ、山手線に乗りながら、ちらっと見る、くらいはすると思いますが)
ということで、工事の1週間前、5月24日の様子を上げておきます。
まずは現在のホーム上の看板。この位置は工事完了後は埼京線ホームから新南口へ向かう連絡通路となります。
シールをはがすと1枚目は山手線と埼京線のホームへの案内、2枚目は新南口への案内が出てくるはずです。
ホーム上にある発車案内表示や安全確認用のモニタは既に稼働中。旅客用の発車案内表示は、分厚いシールで目隠しして見間違えないようにしてます。
線路を切り替える埼京線の北行では、既に架線を敷設済みです。場所によっては新しい架線から現在の架線を吊っているところもあって、基本的に現在の架線を撤去して線路をジャッキアップすれば完了のようです。
こちらは、南口改札に降りるエスカレーター。今回のホーム移動で埼京線ホームからハチ公口改札と南口改札にも出られるようになります。これで中央口改札の混雑もおさまって、現在ラッシュ時に超混雑になる井の頭線から銀座線への乗り換えもスムーズになるのではないでしょうか。
ホーム端の敷石は、工事当日に整備でしょうか?現在乗客が歩く部分は未整備のままでした。
こちらは山手線外回りのハチ公口に降りる階段のところ。ハチ公口から埼京線ホームに行けるようになるので、シールをはがすと埼京線ホームの案内が出てくるのでしょうね。