5月27日、土曜日。
5月は大型連休や週末になるたびに割と遠出をしてましたので、今月はこれ以上の遠出は厳しい、というわけではないのですが、今日は都心で会期末の近い展示を見て回ることにしました。
まず最初に訪れたのは日本橋高島屋。こちらでは天皇皇后両陛下の写真展をやってました。
パレードで用いたオープンカーが1階正面玄関に展示されてました。
さすがの光沢ですねー。
展示のほうですが、天皇陛下の小さい時からの写真がたくさん展示されてまして。なるちゃんについては留学したあたりからリアルタイムの記憶があるので、写真を見ればいろいろと思い出すことがあるわけで。
この時のさーやは可愛かったねぇとか愛子ちゃんもいい大人になりましたねぇなどと謎の近所のおじさん的見方をしてしまいました(をぃ)。
また美術的な見どころとしては、即位の際に各都道府県から献上された品々があるのが珍しかったです。
徳島は藍染だったり岐阜はさざれ石だったりと、各都道府県が工芸的な意味で何を特産と考えているのかが垣間見えるのが良かったですね。
続けて日本橋を渡って三井記念美術館へ。大河ドラマ合わせの「どうする家康」展を見ます。
例年なら大河ドラマ合わせの展覧会は江戸東京博物館での開催ですが、長期休館中なのでこちらでの開催となったようですね。
とはいえ三井記念では狭かったようで、作品が少なめな上にちょっと窮屈な様子。秋に静岡市美に巡回するときに見たほうが良いかもです。
そんな若干少なめな展示の中、個人的に見どころは屏風の数々で。
江戸から長崎までを東海道中山道甲州街道瀬戸内海航路全部まとめて描いている屏風が2か所に分かれて展示されてましたが、これはじっくり見てしまします。ちょっと複製品ほしいですわ(でかすぎるので原寸大でなくてもよいが、頭からしっぽまで全部収録の図録でいいので欲しいです)。
続けて、そういえば国立公文書館でも家康関連の展示をやってましたねぇというのを思い出して、国立公文書館にやってきました。
家康のはしご、ですな。
この国立公文書館の「家康、波乱万丈!」展ですが、国立公文書館は徳川幕府の紅葉山文庫を引き継いでいるので幕府公式資料が大量展示でした。
家康の話をしていると必ず出てくる貞観政要や吾妻鏡の実物を見たのは記憶にある中では初めてかも。中身は読めなくても表紙だけで感動です。
ところで国立公文書館にある飲料自動販売機は、それは公文書館の利益を載せて無い卸値ですかという値付けの上に電子マネーだと5円引きなので、結果として140円の飲料が85円で買えてしまうお得になっております……。玄関横の屋外にあるので、公文書館に用がないお散歩中の人でも購入可能ですので、お近くを通りがかったときは利用しましょう。
せっかく国立公文書館まで来ましたので、その隣の東京国立近代美術館にも寄ってみましょう。
東京国立近代美術館のコレクション展示は5/23から展示替えしていました。
やっと重要文化財の秘密展から重要文化財が戻ってきて展示も華やかになるかと思いきや、なんと第1室がハイライトでない!という衝撃的な構成で、攻めています。
杉浦非水さんのポスター、良いですなぁ。
第10室の日本がコーナーは女性による女性を描いた日本画の特集で華やかでした。
とまぁ、最近には珍しく、4か所の展覧会を1日で見てしまいましたが、4か所は疲れを感じるようになりましたです。
やはり歳、ですかねぇ……。