月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

田村ゆかりLove Live 2015 Spring "Sunny Side Lily"(地方公演セットリストと曲の感想)

田村ゆかりさんの春の全国ツアーですが代々木のファイナルも終わりましたので、代々木以外の地方公演でのセットリスト(自分が行った公演のみ)を挙げておきます。
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日によって曲が変わった場合は、「香川」「広島」「愛知1」「大阪2」「福岡」と会場の地名で識別してあります。

01.エキセントリック・ラヴァー
02. Honey Moon(香川・愛知1・大阪2)/惑星のランデブー(広島・福岡)
03. fancy baby doll
04.アンドロメダまで1hour
(MC1)
05.恋と夢と空時計(香川・愛知1)/puppy love(広島・福岡)/spring fever(大阪2)
06. I.N.G.
(映像1)
07.ひとひらの恋(香川・愛知1・大阪2)/雨音はモノクローム(広島・福岡)
(MC2)
08.神様Rescue me!!
09.星降る夢で逢いましょう(香川・広島)/上弦の月(愛知1・大阪2・福岡)
10. you
(映像2)
11. Traveling with a sheep
12.砂落ちる水の宮殿
13.神聖炉
(Fusion)
14.恋のアゲハ
15. Passion Error
16. Luv Fanatic
(クルピヨン)
17. I DO愛
(MC3)
18. Fortune of Love
19. W:Wonder tale
20. You&Me(香川・愛知1・福岡)/Love me Now!(広島)/チェルシーガール(大阪2)
21.もうちょっとFall in Love
22. Plesure treasure
23.雨のパンセ
(Encore)
24.好きだって言えなくて
25. Gratitude
(MC4)
26.あのねLove me do
(W.Encore)
27.心の扉(福岡)

以下簡単に、曲の感想なのか紹介なのかを。


まずは冒頭。この冒頭が3曲でなくて4曲なので、体力の消耗が激しいです……。

ということで、前回の(アンコールを除いて)ラストの曲「エキセントリック・ラヴァー」からスタートで。この曲をふりふりの黄色いワンピで歌うのは予想外でした。「エキセントリック・ラヴァー」は代々木では別の衣装で歌ってましたので、ワンピ姿の「エキセントリック・ラヴァー」は映像化されないんじゃないかしら?
この曲は「笑う笑うドール、みんなのアイドル。愛してるわみんな、Do you love me?」の時に、それまでの厳しい顔から一転、満面の笑顔になって、そのあとの歌詞では再び厳しい顔に戻るところが本当に恐ろしくて……。姫の笑顔を見て背筋が凍る思いをしたのはさすがに初めてかも。

「fancy baby doll」は、ついにウサギ投げカット。なので間奏がとても短く感じて……。そんな短時間でもギターとSax(代々木ではギターとキーボード)でちゃんとバトルをするのは流石でした。
ところで、以前に箱いっぱい買ったティモウサさんは、不良在庫になってたりしないのでしょうかねぇ(余計な心配)。


MC1の後の曲は、大阪での「spring fever」を聴けたのが良かったです。いかにもこの、春から初夏に代わる季節にピッタリですし。というか、これ2011年の武道館ライブ"Mary Rose"でも演奏していたの?。ちょっと記憶が……(をぃ)


アコースティックのコーナーでは「神様Rescue me!!」はボサノバ調のアレンジ。ミュージシャンから手拍子をと煽られますが、どうも手拍子が入れにくくて間奏だけ手拍子という妙なことになってましたね。

上弦の月」は、私の好きな曲の中でも相当上にくる曲。もうね、好きなのに好きと言えない片想いの時間って、恋の中でも一番きれいで素敵なんですよ。その瞬間をきれいに歌った曲です。今まで色々な形式で(それこそステージから7m上なんてのもありましたが)歌ってきた曲ですが、アコースティックもよく合います。
そういえば、この曲では最後の1フレーズの前に長い長い溜めがありますが、最初の愛知では溜めのところで拍手する人も多かったものの、福岡では完全に拍手が消えていて、王国民の学習機能がすごいなぁと。

そしてアコースティックの最後は「you」。この曲はピアノと声だけという最小限のサウンドで構成されているので、他の曲よりもボーカルの声がはっきりと聞こえます。それでなくてもこの曲は姫の感情が入りやすい曲で(何しろレコーディングの際は、どうしても心がついてこなくて、別の日に録りなおすということも発生した曲です)。そんな曲のせいか、会場によっては姫の声が震えているようにも聞こえて……。そんなにしてまで歌わなくてもいいんだよと言ってあげたい気になることもありましたが、結局全公演でちゃんと歌っておりました。


アコースティックが終わって、妖精さんのビデオ2本目の後の3曲は、たぶん妖精さんビデオと関係があると思うので、映像の感想を書くときに合わせて書きたいなぁと(って、いつ書くんだよ状態ですが)


クルピヨンが終わった後は「I DO愛」。やっと来ましたね、この曲。前向きで好きな曲だけどコンサート的には使い勝手の良くない曲だよなぁと思ってましたが、アーチ曲にしたことで今後のコンサートでの採用も期待が持てそうです。


そしてその後はMCを挟んで5曲連続で……おじさん、体力が辛いのよ(汗)。そんな中でも大阪で来た「チェルシーガール」は、さすがに間奏のセリフが完全に身についてしまってますね。

また「もうちょっとFall in Love」の感想ではメンバー紹介が有りましたが、回を追うごとに桃猫団とのじゃれ合い(というか、姫が一方的に猫に腰かけたり足置き台にしたりしているだけ?)が激しくなるのが微笑ましかったです。


5曲連続の体力勝負が終わった後は、静かに雨音が会場を包み込んで、そして「雨のパンセ」に。


こんな依頼も事前にあったので、なおさら純白のユリの姫が神々しかったです。
特に「届かなくても伸ばすてのひらにかけらくらいください。あなたのどこかに私がいるのなら ああ」この歌詞のところの動きは本当に。そういえば、姫は高校時代にお芝居をやっていたのだったっけ、というのを思い出しましたよ。
多分、この曲までが妖精さんのストーリ(つまりこのコンサートのメインテーマ)の一部なんだと思います。本当に、「好きになった、ただそれだけ」なのに、なんでこんなに苦しくなるんだろう……。
「雨のパンセ」が終わった後、鳴り止まない拍手から手拍子のアンコール要求になる展開、あまりアイドルや声優さんのコンサートでは見ないものですが、そんなクラシックのコンサートのような雰囲気になるのも判るなぁ。欲を言えば、1会場くらいは手拍子で5分間を押し切って、アンコールと叫ばずにアンコールに突入するのもやってみたかったかも(ゑ?)。


アンコール曲は、まずは新曲の「好きだって言えなくて」。この曲、歌詞が可愛くって良いですわ「ねぇねぇねぇ、どうなの?(どっち?) そうそうそう、そうなの(そっち?)」が可愛くてねぇ。

そして「Gratitude」。流石にずっと飛んでる人はだいぶ減りましたね。この曲は何と言っても広島公演。涙が出て歌えなくなった姫の代わりに歌う王国民の合唱がね。本当に「ありがとう、うれしい涙をたくさん、優しい声をまっすぐに」でしたなぁ。また、うちの国の人々が私も好きになりました。
そしてその後も「写真とろう?」と言う呼びかけに対して自然と列の真ん中に集まっていくのとか、本当に王国民は良い人が多いなぁと思うわけで。


アンコールもラストの曲になったのは「あのねLove me do」。この曲も可愛いよねぇ。そして広島と福岡では「あのねでもね本当なんだ。そばにいるよいつもそばに」のところを広島弁と福岡弁でやってたのが良かったなぁ。
それにしても、岡山から見て、広島弁は近いけど福岡弁は遠いと思っていたのですが、広島弁と福岡弁ってこんなに近いんだ、というのが今回のツアーでの発見でした。


最後の最後に、福岡だけで起きたミラクルの「心の扉」。これも良く考えてみたら、好きだけど好きと言えない恋で一番おいしい時間を歌ったバラードですよ。コンサートで聞いたのは初めてですが、切なくて良かったなぁ。



とまぁ、なんだってこんなに長くなっちゃったのよ?(汗)。
全体を通してみるとやはり「好きだけど好きと言えない、言っちゃいけない」恋の歌が多かったなぁと。これって、恋が成就した時よりもずっと美味しい場面ですからね、やっぱり好きなんですよ私も*1。そんな切ない酸っぱい曲が、しかも妖精さんのストーリーと絡めて聴くことが出来たので、どうしても語りたくなってしまいます。本当によかったですわ。

*1:ああだからお前は片思いの経験しかないのか、とか、そこ言わないの!