先月の30日ですが,東京都美術館のボルゲーゼ美術館展に行ってきました.
いやこの展覧会,開催が決まったときから絶対行くっと決めておりました.本当は東京の前に開催されていた京都近代美術館にも行くつもりだったのですが,それはかなわず.東京に住んでいるのに京都に行こうとまで思っていたわけですから,かなりの思い入れです.
何でそんなに思い入れていたか?.昔NHKでやっていた世界美術館紀行でボルゲーゼ美術館の成り立ちを見て,それ以来気になって仕方がない美術館になってしまったのですね.しかもこの美術館はイタリアに行っても簡単には見られない,予約必須の美術館.そんなもんが向こうから日本にやってくるわけですから,見ないわけにはいきません.
ところで今回の展覧会,手前の方から,15世紀,16世紀,17世紀と時代が進んでいきます.ですが私の場合は今書いたような馴れ初めもあって,どうしたって古い時代の方が気になるわけです.
- マルチェッロ・プロヴェンツァーレ「オルフェウス姿のシピオーネ・ボルゲーゼ」
- モザイクがですが,モザイクが凄く細かくて(手元のメモには「テラ細かい」と書いてありました……)本当に美しい.モザイクは退色がないのが良いですね.
- ラファエロ「一角獣を抱く貴婦人」
- 今回の展覧会での一番のメイン.ラファエロさんです.腕に抱く一角獣が印刷では黒っぽく見えますが,実物は結構明るい色でした.にしてもこの貴婦人,結構好みです(笑).それにしてもまぁ良く,加筆箇所を割り出して修理できたんもです.
- 作者不詳「ノリ・メ・タンゲレ」
- うわ〜,何かこの女性,凄く引き込まれます…….
- ミケーレ・ディ・リドルフォ・デル・ギルランダイオ「レダ」
- 見返りレダと呼んで良いでしょうか?(^^;;).何とも可愛いですけど,横の白鳥に騙されちゃ駄目ですよ…….
にしても,この頃の絵画は好きなんですが,やっぱりキリスト教の素養があった方がもっと楽しめそうな気がします.そろそろちゃんと勉強しようかしら?.