東京都庭園美術館で行われている、「皇帝の愛したガラス」を見てきました。
見てきた日曜日はちょうどお盆休みの季節、ということで、普段なら18時には閉館になるところ、今日は20時まで開館。ということで、18時30分くらいに入館しました。いや、非常に空いてましたわ。
展覧会は、エルミタージュ美術館のもつガラスのコレクションを、ほぼ時代順に展示するもの。大きく分けて、
1階
- 15〜16世紀頃のベネチアのガラス
- ボヘミアのガラス
- スペインのガラス
2階
と分かれていました。
とにかく、最初のベネチアのガラスで、レースガラスの細かさに心を持って行かれました。確かに500年以上も前のものなのでガラスの透明度という点では一歩劣りますが(たぶん経年変化)、模様の細かさや細工の丁寧さでは、最近のものを超えています。昔の職人さんは、ヨーロッパでもすごかったんだなと感じる次第です。
また、2階に上がった所にあるセットが、これまた素敵です。セットの中のクリスタルガラスが、角度によって緑や 赤の強い光を反射するの、何とも良い感じです。というか、ガラスをカットしただけで、なんな原色が現れるのも、原理が判っていても不思議に感じます。
それにしても結果として、レースガラスとカットガラスは好き、絵を書いたものは好きじゃない、アールヌーボーまで行っちゃえば好き。私のガラスに対する好き嫌い、判りにくいです……(´・_・`)