月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

土日の関西巡検から

この土日は関西方面に行っていたのですが、2日とも違うことをネタに駄文を書いてしまいました。
なんで、月曜になってますけど、簡単に感想を書いておこうかと(と、Twitterに連投した展覧会感想を貼り付けるだけのお手軽駄文)

帝鑑図大集合@名古屋城

土曜日に最初に行ったのは、まずは名古屋城の帝鑑図。正直、この会場は苦手。普通のお城を見にきた人が、そのままのノリで入ってくるので、会場内が五月蝿くて。でも企画内容は面白いです。余り得意ではない題材だけど、並べてみると発見がありますね
帝鑑図という中国由来のネタなのにしっかりと花鳥画にしたり源氏物語と並べたりと、日本独自のものにしてしまう流れを見ることができたのはこの展覧会ならではです。にしても、帝の悪行というのは酒と女、ばかりでしたわ。則天武后が怒り出しそうな……
ちなみに、展覧会場となっている2階ではなく、1階のほうに、名古屋城の御殿にあった帝鑑図のふすま絵などが有りましたが、筆の勢いに違いを感じる狩野探幽さん。やっぱり真似ているだけでは絵は上手くならないということでしょうか。

心斎橋きものロマン@大阪歴史博物館

名古屋から近鉄特急で一気に大阪までやってきて、大阪歴史博物館の心斎橋モダン。前回の展示に続く大大阪市懐古展示?という感じです。いや、好きですけど。 和服の展示が中心かと思ったら、最初の方にあった大正頃の女性を描いた絵の数々がツボでございました。あと、各百貨店の宣伝チラシなども、見ていて楽しいです。

絵巻@逸翁美術館

続けて日曜日。先ずは逸翁美術館の絵巻。前期は酒呑童子特集で逸翁美術館のものとサントリー美術館のものを比較展示、というか、両方合わせてストーリー全体が俯瞰できるようになってました。いや、何時もながらサントリーは良いものをお持ちで……。

鎖国」下の地図知識@神戸市立博物館

神戸市立博物館は、開催出来なくなったプーシキンのかわりに、和ガラスと、鎖国期の世界地図を特集展示。世界地図は1800年以降に描かれたものは、今の地図にぐっと近づきますね。1700年頃のが一番適当というか、想像で書いちゃってる感じ。変遷が面白いです。

和ガラスの神髄@神戸市立博物館

和ガラスの方は結構混んでました。澄んだ紫色の器や、赤い薩摩切子。いいですね。なんでガラスって見ているだけで楽しいのだろう、ついでにいうと、欲しくなるんでしょうね。見ているうちに、昔サントリーでやった、薩摩切子の展覧会、あれをもう一度見たくなったりして。


ということで、土曜は名古屋に大阪と移動が多かったのと、日曜はiPhoneを受け取るために早めに東京に戻ってしまったのとで、余り件数的には伸びませんでした。まぁ、時には展覧会以外のことをしたくなることも、有りますわよ。にんげんだもの(?)。