月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

田村ゆかりコンサート@さいたまスーパーアリーナ(千秋楽・感想)

さて昨日の続き、田村ゆかりさんのコンサート、その千秋楽を振り返ってみます。
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さて、コンサートの方ですが、今回は冒頭でアニメーションが流れました。お城から出られないゆかり姫を慰めるための連日のパーティ、今日のコンサートはそのパーティーだったということがわかります。
ところで冒頭でアニメーションというと「堀江由衣を巡る冒険」を思い出すわけですが、遅刻した〜と言いながら走るシーンはありませんでした(なんのこっちゃ)


で、1曲目から3曲目がFantastic Future、パーティーは終わらない、You & Me。いきなりフルノッチで、40歳のおじさんには堪えます(汗)。


MCの方は、昨日客席を回った時に発見した500レベル最後尾のカップル席をいじったり。他人の男女が2人席になっていると知るや、「着いた時に微妙な感じになった?」「友だちになった?上辺だけの友情?」「上手いこと発展するといいですよね」と矢継ぎ早に。当日券で入ったであろう、お二人様、お疲れ様でした……。
と、そんな折にステージ上、姫の給水ポイントの近くに一匹の虫が。それを見つけてしまう姫、そしてそれを画面いっぱいに大写しするスタッフ。生きてる昆虫を画面いっぱいに映し出す声優のコンサートって、なかなかないと思うんですよね……。


5曲めのエアシューターでは、ゴンドラに乗ってアリーナの後方ステージに移動です。ここは昨日はデイジー・ブルーだったので、エアシューターのイントロが聞こえた時に喜んでしまいました。この曲は、大昔、auの普通の携帯電話でlismoのサービスが有った時に、どんなもんかと試しに買ってヘビロテをした思い出の曲なんだわ、私にとっては。この曲では一瞬、男爵さまがたの演奏に目をやっていたら振り付けを見落としそうになりましたが、なるほど、振り付けで流れ星を表現するね。

で、6曲目のI.N.G.を後方ステージでやったあとは、ラブサインで再びゴンドラに乗って前方へ。ラブサインではJack様が「あ〜ん」と言っているように見えたんですけど、どうなんだろ?


ラブサインのあとは、ゆかり姫アニメの第2話。姫のパーティーにやってきた旅芸人から外界の情報を仕入れた姫、その外界を夢で旅するものの、そのまま魔女の森に入ってしまって……。というものです。つーか、旅芸人から貰った人形がハートちゃんなのが、嫌が上にも不安を掻き立てるわけで……。


アニメの後の曲は……おっと、中央ステージのところからかごに乗って姫が上空に舞い上がりました。ということで、上空でMy wish My love。この曲の神々しさに上空とレーザーが合っていました。


My wish My loveのあとのMCでは……、先ほどの虫はいなくなっていたのですが、久しぶりにめろ~んステッキを取り出してみると、そこに小さな虫が……。何故か小さい方も観客にいらっしゃるライブでございます。
ということで、みんな飽きたかな〜と思って最近やってなかった「めろ〜ん」のコーナー。一度もやったことのない人、という問いに4割近く手が上がっていたような。もう東京近辺では3年ほどやってなっかたそうですね。
ちなみにめろ~んステッキを取り出した時に「サンリオのおもちゃだ!」と言った方がいて、「ダメ!思ってても言ってはいけない」と返答する姫。ですが、いつものステッキの説明がこれを受けて「ここに、サンリオのステッキと指摘を受けた、何の変哲もない魔法のステッキがあります」に変化するあたり、流石ですわ。
もうね、映像化する際にメロ〜んのコーナーを全部外すのか、それともサンリオに許可をとるのか、どうするんだろ?。なんか頑張って後者にしそうだわ、スタッフさんたち。

めろ〜んの方は、下の階から順番にやって、500レベルだけカップル席とそれ以外に分けて(笑)。その後は会場を部分ごとに寸止めろ〜んとか、かなり懐かしい展開になってました。まぁ、やった後の姫の感想は、「これ、楽しいのかな?他のことやりたいよね、て思いつきもしませんけど」だったりするのですが。

めろ〜んの後は、親子で来ている人を探したりしていると、女性ばかり3世代で来ている人が発見されたり。そんな感じで次の曲に。


9曲目の「つぼみのままで」と10曲目の「miss you」はアコースティックで。ちょっとmiss youがjazzyなアレンジだったのが新鮮でしたね。


アコーステックの後は、再びゆかり姫の物語、その3回め。ついにお城から抜けだして(髪が伸びてそれでロープを作るというのが面白いやね)夢で見た世界を旅して、魔女の森に辿り着くところまで。砂漠に住む砂くじらとか、ファンタジー要素も忘れません。そういえば、バックで流れている音楽はアルバムに入っている曲をオルゴール調にして、速度を変えてというものでしたが、どの曲が元なのかを考えるのも楽しいです。


11曲目からは、かっこいいパート。「片方だけのイヤリング」は前奏のピアノ、間奏のサックスと、どう考えてもライブで桃色男爵に演奏させる前提と思ってましたので、初日のセットリストに入らなかったのが残念でしたけど、やはり格好良かったですね。

そして、桃色男爵のフュージョンコーナーではやっぱりGodとJackとPたんがかっこいいなと思いまして、次の曲へ。この辺りで既に2時間経ってますが、ここから昭和コーナーです。黄色のワンピも、ちょっと昭和テイストのような気もしたりしなかったり。
で、「だって×2ウキウキ」ですが、曲だけじゃなくてバックのLEDディスプレイまで昭和テイスト。中央の円のところにゆかりさんが歌っているところが写されてていて、その周りを原色の円が高速回転しているような。理容室の看板に着いてるやつを彷彿させますけど、そんなところも昭和っぽいかなと。

そして昭和パート2曲めは「流れ星ジェニー」。ここも前日とはセットリストを変えてきてますが、確かに昭和パートで外せない曲ですね、これ。


さて、昭和パートの次は、ゆかり姫の物語、第4話。初日と同様、実は魔女は良い奴だったということでおしまいかと思ったら、今日は違った。なんとハートちゃんが魚の骨のような投げる武器に変化して、魔女を倒してしまう。そして魔女はトランプのカードの中に逃げ込んだ後、ゆかり姫に永遠に17歳のまま年を取らない呪いをかけてしまう……。あれ?、呪いになってない(笑)。
ともかく、ストーリーを変えてくるとは予想してなかったので、会場はかなり盛り上がってましたね。


ゆかり姫の元の語りが大団円で終わった次の曲は、「アンドロメダまで1hour」。冒頭のせり上がりで転倒したような気もしますが、「今なんかあった?転んでないよね?」と本人が言うので多分見間違いでしょう(笑)。
と、その転倒らしきことから3度目のMCはスタートしました。そして「埼大通りって夕方になるとムクドリが大発生するよね」と、矢野さんから教わった埼玉情報を出して滑って、その次にネイルサロンのこと。男性がネイルをすれば合法的に女性の手が触り放題ではないかという卓見が登場しましたね。
続けてのトークは一人ご飯。最近、イタリアンのコースを食べてきた話。パスタが多すぎたので残したら気を使ってメインの肉まで減らされてしまったとか、うちの姫らしいと言いますか。
とはいえ、一人で食べるのが好きでも行くのが難しいのが中華。どういうわけか、中華料理は二人からのコースが多いのです。姫としては円卓が回したいようで、エア円卓を回す姫も可愛とというか。会場からは「一緒に行こう〜?」という声がしますが、「ヤダ!」と一刀両断です。そして、後ろの桃色男爵に中華食べに行こうよと声をかけ、JackがOKを出したところで「社交辞令」と混ぜっ返す王国民(汗)。参加型で自由すぎるといわれる国民だけあります(汗)。
この「社交辞令」をきっかけにトークが妙な方向へ。中華いつ行く?という話に譲りあう男爵様方をみて、「この人達は絶対、接待チヤホヤすべきだと思うの」「最近はゆかりんであることを最大限に利用しようと思うの。接待チヤホヤのある人生のほうが良い!」と、最近時々発生する、友情に見えるのはビシネスだもんモード。このモード、楽しいのだけど痛々しくって、戸惑うんですよね、自分と重ねてしまって(ゑ?)
で、その後、「頑張ってるっつーの、両親来てるのに」と言えば両親にスポットライトがあたったりと収拾がつかなくなってしまって……。混乱を収めようとして出たひとことが、

「跪け〜!」
「はは〜っ」

さいたまスーパーアリーナの15000人以上が頭を低くしてますな(爆)。とりあえず、Jack様がメタウサ姫を少し演奏してその場は収まったのでした。
にしても、メタウサ姫のギターを取り出して聴いてみると、たしかにヘビメタですね……。


ここからはラストスパート。まずは初日のセットリストから変更でチェルシーガール!。さすがに観客のコールも揃ってます。
fancay baby dollはゴンドラに乗ってアリーナ外周からウサギさんを投げてましたが、その間のPたんとJackの演奏が楽しいです。というか、あれって半ば即興ですよねぇ。
次のこの指とまれで、タオル曲が復活。ついでに姫を上空に運ぶ籠も登場です。しかもこの籠、逆三角形を描くような感じで結構高速に移動しまして、ちょっと怖いようにも感じました。ま、私の取り越し苦労でしょうけど。
そして、ラブリーレクチャー、W:Wonder tale、Endless Storyとノンストップで本編終了!。いや、体力的に年寄りには辛いラインナップだわ(汗)。
ちなみにこの時点で開演から3時間の19時15分とか。めろーんとか跪けとかで時間を使った割にはあまり押してないかなと。


さて、アンコール。SSSSGにGratitudeと2曲続けて。2曲とも、ドラムスのイーグルを覗いた4人が楽器を持って中央ステージで演奏するというスタイル。ポータブルピアノを持つPたんが、いつもながら楽しそうだなと思うわけです。


ということで、最後のMCですが、先ほどのMCの続きで中華を今日食べに行こうという話にJackとゆかり姫の間でなったりして。
そしてお知らせが、ということで、次のアルバムが秋に発売されることと、次のコンサートが9月16日にあることが発表になりました。次のコンサートまで3ヶ月しかありませんけど、ゆかり貯金が追いつくか心配でございます(汗)。

その後、何故かJackとGodでツイスターゲームっぽいことをやっているのを見て、「BLっぽい。この二人だと……Godは総受け、どっちかといえば誘い受け。お暇な方はGod総受け本を。コピー本でもいいです」とか。ま、確かにGodのほうが掛け算の右側だよねぇと妙に納得してしまいました*1
ちなみに、「ゆかりんゆかりんは誘い受けだよ」だそうで(そーだったのか)

その後、「猫と遊んでないね」と言って猫を呼び出して。何故かくすんだネコがおっさん化したり、ビストルで打たれて階段を転げ落ちるシーンを実演したり。やはり猫さんたち、体力ありますな。


その後、本当にラストの曲、「もうちょっとfall in love」。王国民のアッ×8の掛け声も綺麗に揃ってフィニッシュ!
ほんとうに、ここまででも充分に素晴らしいコンサートでした。新旧が程よくブレンドされたセットリストは古参のファンほど感涙ものだったでしょうし(私もエアシューター、miss you、Don't me wake☆Up、流れ星ジェニー辺りで壊れましたわ)、トークもお遊び要素が適度に入って良い感じでしたもんね。


そしてコンサートの終わりはゴンドラで会場を一周しながら手を振り合います。この時間をかけて全ての観客に挨拶をしようとするのが姫の良さ。この場面が私は本当に好きです。最も、2010年の横アリでやった際は1周に40分以上かかってしまったので、それ以来、ゴンドラとかに乗ることで時間短縮をするようになってしまったようですが……


そんな挨拶のあとの最後の最後のひとことに、今日の山場がありました。

「こんなに大きい会場で出来て、みんなが立たせてくれたステージだから。いつもはふざけちゃってちゃんと言えないけど。ちょっとフワフワしていて色々反省する点もあるけど、もう一度、ここに立ちたいです」

そう、だよね。去年の秋、Fall in loveコンサートの横浜アリーナで「次のコンサート、場所は埼玉スーパーアリーナ」と聴いた瞬間に観客一同爆発していたのも、ついにここまで来た、という思いがあったからこそ。武道館→幕張メッセ→横浜アリーナ→武道館2daysと少しずつ会場が大きくなって、地方公演の数も増えていって。でもでも、もっと平成のアイドルとして大きくなって欲しい、松田聖子の後継者と言われるくらいになって欲しいという勝手な思い(少なくとも松田聖子の後継者は私の勝手な思いだよねぇ)、そんな思いを一気に思い出してしまって。でも、さいたまスーパーアリーナには「みんなが立たせてくれた」のではなく「ゆかりさんに連れてきてもらった」思っているわけで。うちらがやったのは、ほんの少し買い支えただけだと思うわけで。

とにかく、「もう一度ここに立」つその日に向かって、出来ることをやっていこうと思う訳なのです。とりあえず、9月16日の横浜アリーナには絶対行きますから!





前回のライブを映像化してものですが、コンサートの雰囲気を見てみたい方には参考になるかなーと(この時のコンサートもかなりよかったですから)

*1:我ながら、こーゆーネタが好物過ぎて困ります