月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

2016/05/04大型連休は横浜で美術館めぐり

大型連休も中盤になりまして。前半で3泊4日の旅行なんかしたもんだから近場に出かけようと……ってことを考えたわけでもないのですが、今日は横浜方面の展覧会を巡ってみました。馬の博物館→神奈川県立歴史博物館→横浜美術館→そごう美術館の4ヶ所を巡ることが出来ましたが、5/2、5/3と15時近くなってから出発して2ヶ所しか巡れないのが続いてたので、ちゃんと4ヶ所とも行けて一安心ですわ。


ということで、まずはじめは横浜根岸の馬の博物館。JR根岸線根岸駅から海食崖の崖を上ったところにある洪積台地にある根岸森林公園の中にあります。

駅と博物館の間には標高差が40mほどあるので歩いて行く気にはなれませんが、バスだと「滝の上」バス停が最寄り。21系統(約15分間隔で運転)は桜木町、馬車道、日本大通り、根岸の各駅から、103系統(約10分間隔で運転)は横浜、日ノ出町、伊勢佐木長者町、根岸の各駅から乗車可能ですので、バスで行く分にはそれほど不便ではない場所です。

そんな馬の博物館で開催していたのは、山口晃さんの「馬鑑」。

展示の方は新作がほぼ真っ白というお約束(をぃ)もありましたが、バイクの馬の絵や日本橋三越など基本を押さえていて見やすかったです。あと、馬小屋つき民家のインスタは勝手に現代を融合させて、なんとも山口晃さんらしい。ずっと見ながら笑ってましたわ。

(ランプやいろりだけでなく、42インチテレビ、にもちゃんと名称カードが付いている)

大山崎の作品は引き延ばしてパネルになってましたが、自走式納涼図屏風には声出して笑ってしまいました……。



馬の博物館からは、21系統のバスに乗って20分で神奈川県立歴史博物館へ。乗り換え無しで着くのって便利やね 。

こちらで行われていた展覧会は、建物の前身である横浜正金銀行の発行した銀行券について。横浜正金銀行は、中国大陸では銀行券を発行していたんですね。なるほど、金本位制の時代だもんなぁ。
と言いつつ、銀行券自体はどれも同じに見えるわけで、どちらかというと関連する資料に出てくる人名の凄さの方が見応えありでした。


横浜美術館では富士ゼロックスの版画コレクションをベースに、複写技術が芸術に与えた影響を見る展覧会を。

どうも6年前に富士ゼロックスの研究所が近くにできたのでその縁で開催したようです。で展示ですが、解説は判りやすかったのですが、作品は当然ながら抽象度が高くて……ちょっと辛かったです。まぁその、この人って抽象表現とか苦手だから……


最後に、横浜そごう美術館へ。こちらでは平木浮世絵財団所蔵の、猫の描かれた浮世絵の大特集。

って、平木浮世絵の猫は今までは「にゃんとも猫だらけ」というタイトルの展覧会だったはずですが、展覧会名変えましたね。でも図録のタイトルは「にゃんとも猫だらけ」でしたね……。
とりあえず最初に広重の外を見る猫さんを持ってくるのは、可愛すぎて卑怯ですって。あの猫さん、お持ち帰りしたのよね。それから、猫といえば国芳ですが、国貞も結構猫さんを描いてましたね。あ、そろそろBunkamuraの国芳国貞を見に行かなくちゃ…….。


とまぁ、久しぶりの横浜は、山口晃さんといい、ネコといい、楽しい展覧会が良かったですわ。