1月2日は仕事始めなどと言われる、物事を始めるのに良い日とされています。ということで、今年初めての美術館巡りに出かけました。
例年なら東京国立博物館で「博物館で初もうで」なのですが、毎年同じところというのもねぇと思って最初は、東京国立近代美術館へ。
1月2日はコレクション展示だけなら無料というので、4階から2階だけ見てきます。1階の企画展を見ないあたり、我ながらケチ臭い。
で、そのコレクション展示の「ハイライト」のコーナーに、吉川霊華さんがいたのが私的お得感でしたわ。
好きなんですよ、色数も多くないのに凛とした空気間の漂うこの方の絵が。
その他、3階の日本画のところでは、武者絵と、あと干支にちなんで鳥の絵が何点か。武者絵はまぁ横に置いておいて(単にあまり好きでないだけ)、鳥の絵には良いのがありましたな。
上村松篁さんに山本丘人さん。丘人さんのほうはピンボケしか撮れてなかったわ。
あと2階では、瑛九の特集展示をしていましたが、これ、デビュー前後の数年を取り上げた展覧会でしたか。てっきり全体からの出品かと思ってましたので肩透かし感が。まぁ、今までデビューのころの作品を見てなかったので、ある意味仕方がないというか勉強になったというか……。
東京国立近代美術館の後は、東京都写真美術館へ。こちらは1月2日は全館無料開放です。
やっていたのは
- 3階が開館20周年記念で東京をテーマにした作品を集めた展示
- 2階が同じく東京をテーマにした作品を発表している新進作家の作品を集めた展示
- 地下1階がタイ出身のアピチャッポン・ウィーラセタクンの個展
という構成。基本的にビデオ作品は見るのが面倒に感じる人なので地下1階はろくに見ていないのですが、3階の展示は1960年代や70年代の東京の記録としてみると楽しかったです。
と、こんな感じで、今年の展覧会初めは無料で終わったのでした……。おかしいな、別に入場料に困ってるほど貧乏じゃないよ?(汗)
おまけ:東京都写真美術館からの帰り道、夕焼けと三日月と金星が良い具合だったのでした。