月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

横浜で関東大震災の展示を巡る、ついでに日本丸

9月3日、日曜日。

昨日は少し遠出(といっても関東平野の中ですが)をしましたが、今日はその反動で近場に出かけようと横浜にやってきました。

知らんうちに駅構内にタリーズが出来ていた馬車道駅から向かったのは神奈川県立歴史博物館。
現在、関東大震災に関する展覧会をやっています。

こちらの展示、流石「神奈川県立」の博物館でやるだけあって、神奈川県での被害は横浜の火災だけじゃねえんだぞとばかりに、県内の地形隆起の観測データや津波の被害状況、土砂災害の写真などもあります。

津波の被害は熱海で30尺(9mくらい)と書いた地図もあり、津波の大きさも分かります。なおその地図には伊東で温泉湧出とか、相模灘で水底電線切断などとも書いてあって、なるほどそんな被害もあるのかと改めて。

後半は復興をテーマに展示してましたが、吉田初三郎の鳥瞰図が復興の文脈で登場するとは思わんかったです。
巨大な神奈川県鳥観図はいつ見ても楽しいですね。


続いて、神奈川歴史博物館でもらったチラシで、横浜みなと博物館でも震災テーマの展示をしているというので、そちらにも行きました。

何ですが、横浜みなと博物館で日本丸と博物館の共通チケットを買うと、日本丸のほうが短時間で見られれるから先に日本丸を見て来いと言われまして……。

そんなわけで日本丸に乗り込みました。
まずは操舵室。船の中ってかっこいいですわ。

下から見上げるマストもかっこいい

錨だとかロープだとか、こういうパーツもかっこよくて……(さっきから、かっこいいしか言ってないぞ、この駄文)

機関室もかっこいい!(いい加減、かっこいいを止めなさい)

日本丸は帆船だけど、風が無い時用にエンジンも用意してあるのですね。

訓練生の部屋と、船長の部屋。まぁ、このくらいの差にはなりますわね。

士官の部屋はなんとも豪華で

階段のの真鍮が素敵ですわ。

甲板上の操縦席。日の光の下で見ると猶更良い感じですな。


と、すっかり日本丸を堪能してしまったので、続けて展示のほうなのですが……。
日本丸を堪能した後では展示の内容が頭に入らないではないですか……。

なお、企画展のテーマは、震災での横浜港の被害と復興について。
やはりこれを機に東京が開港してしまったことの恨みは書かれてますね(って、そういうところしか見とらんのか)。


と、これで今日の展覧会巡りはおしまい。
この後は久しぶりに横浜美術館の前を眺めたりしながら横浜駅まで歩いたのでした。
いや、やっと少しは歩ける気温になりましたね……。