今日は早朝から千葉県と東京湾岸では風がとても強くて,その影響で京葉線は始発から運休,地下鉄東西線も地上区間は運休,総武線も江戸川橋梁(小岩−市川)で時速25km位の徐行運転をしているかと思えば結局運休したりと,千葉が陸の孤島となってしまう状況となっていました.まぁ,千葉は利根川と江戸川によって本土と切り離された島であることは確かですが…….
で,関東では強風の影響を受けるのは北東〜南西の方向から風が吹いてきた時という傾向があります.単純に,西〜北の方には山があるので風がブロックされる,というだけのことなんですが.で,基本的に南側に低気圧があるときは南西からの風になって,北に低気圧があると北東の風になります.
南に低気圧がある典型は台風ですが,台風の時は事前に情報が大量にありますし,なぜか人々は台風に心躍らせますので,まぁこころの準備が完了しているわけです.なんで問題になるのは北側に低気圧があるとき.このパターンはレアパターン(台風が頑張って北側で勢力を維持するか,移動性の低気圧がオホーツク海の寒気の力を得て発達したときくらいしか発生しない)になりますし,台風ではない低気圧が引き起こすため,どうしても警戒がおろそかになります.去年はこんな低気圧を爆弾低気圧と呼ぶような動きがありましたが,余り正確な用語ではないという問題があります.それでも,注意を喚起するには何らかの名前付けをした方が良いのかもしれませんね.