今日は夜にコンサートを福岡市内で見るため、8時30分に羽田を出発する飛行機で福岡まで飛びました。で、コンサートまでの時間をどうしようかと思って、もうすっかり定番ではございますけど、太宰府に行くことにしました。といっも、今日は九州国立博物館では特別展をやっていない谷間の期間ですので、太宰府での時間は充分すぎるほどあります。
そんなわけで、まずは太宰府天満宮へ。な、なんか門が派手なことになってますね。
太宰府天満宮の神域はどこまでなのか良く判りませんが(九州国立博物館の土地も太宰府天満宮から寄贈されたものだということを考えると、かなり広そうですが)、一般の人が立ち寄ることが出来るのはこの本殿までなので、余り広さを感じません。
ここまで来たついでということで、天満宮の宝物館にも立ち寄ってみました。
太宰府天満宮の宝物館ですが、戦国時代の太宰府と幕末の太宰府が特集展示されていました。それは良いのですが、何故か展示の趣旨を書いたパネルが順路の最後に置いてあるのが謎です。最初に置いてくれれば大枠を頭に入れた上で展示品を見ることが出来て、理解が進んだように思うのですがねぇ。
それにしても、三条実美が太宰府に来ていたというのは知らなかったので、勉強になりました。
そして最後に九州国立博物館。特別展をやってないのでさぞかし閑散としているのかと思っていたのですが、それなりには人がいます。やっぱり観光地の横にあるので、ふらっと立ち寄る方がいるんでしょうかねぇ?。
とはいっても、特別展の時から見れば空いていますので、普段は出来ないことをやることに。まずはじめに九博の中にあるレストランでお昼ご飯。正直、価格性能比は余り高くありませんが、お魚のパスタは美味しかったですよ。
そして次に、やはり空いているからとシアター4000へ。ここは日本でも珍しい、スーパーハイビジョンで映像を流す常設の施設です。今回のコンテンツは伊能図。5月に足蹴にしてきたばかりなので、内容は見なくても理解しております。というか、実物や複写物を何度か見たことのある人間には判っている話が多かった気が。ちょっとコンテンツを子供さん向けに振っているようです。そもそも伊能図自体、スーパーハイビジョンだと何かが見えてくるような代物では無いですし……。
さて展示の方ですが、「館蔵仏教美術名品展」というのをやっていました。中央にある観音菩薩立像がふくよかな顔立ちで好みですが、展示の中心は仏像ではなく、絵巻。それも九相図が中心って、恐ろしや。というわけで、小野小町がぺんぺん草に変わるまでをじっくりと拝見することに……。しかし、こういう絵を見ると、所詮死んだら同じなんだからと、やる気を失ってしまいそうな気が……。
なおこの展示、カウンターで要求すれば解説のパンフレットを無料で貰うことが出来ます。28ページフルカラー、ってをぃ。わざわざカウンターまで取りに来る人は本当に欲しい人でしょうから、無料と言わずに売り物にしてしまえばよいと思うんだけどねぇ。
と、何とも締まりませんが、太宰府は4時間程度の時間をつぶすには手頃な距離とサイズでした。