今日発売になった、時刻表の2月号を買ってきました。この時刻表は3月12日の九州新幹線全線開業ダイヤ改正の特急列車の時刻が掲載されていますので(指定券が1月前から発売になるため)、要チェックです。もちろん、新幹線の時刻などは既にニュースリリースで公開されているのですが、時刻表という定型フォーマットで見ると、改めて気づく部分もあるわけで……。
ということで、気になった点を書いてみます。
3月5日、東北新幹線「はやぶさ」登場
12月4日に新青森まで開業した東北新幹線に、E5系列車を使用した「はやぶさ」が登場します。当面は東京〜新青森が2往復、東京〜仙台が1往復です。現行の「はやて」との違いはこんな感じ。
区間 | はやぶさ所要時間 | はやて所要時間 | はやぶさ運賃+料金 | はやて運賃+料金 |
---|---|---|---|---|
東京〜仙台 | 96分(-5分) | 101分 | 11,290円(+300円) | 10,590円 |
東京〜盛岡 | 140分(-6分) | 146分 | 14,340円(+500円) | 13,840円 |
東京〜新青森 | 190分(-13分) | 203分 | 16,870円(+500円) | 16,370円 |
えっと、上野と八戸を通過して、盛岡で「こまち」を切り離す時間を省略できることで充分説明できる程度の時間差しか無いのですけど……。以前にも書きましたが、はやぶさのダイヤが今ひとつ私には納得がいきませんので、ちょっと使う機会が少ないかも知れません。
なお、このはやぶさ開業によるダイヤの修正は皆無です。つまり、12月4日のダイヤ改正の時点で、「はやぶさ」の運行を意識したダイヤがくまれていたということです。道理で接続時間も何も改善しないわけで……。
3月12日、九州新幹線全線開通
こっちがダイヤ改正のメインですね。九州新幹線の博多〜新八代が開業して、その気になれば新青森〜鹿児島中央の間を新幹線で移動できます。
なお、「はやぶさ」とからめると、こんなダイヤで移動できます。
新青森0610→(はやぶさ4)→0924東京0930→(のぞみ23)→1444博多1509→(さくら419)→1648鹿児島中央
残念ながら、日帰りで往復はできないようです。
その九州新幹線、基本的に綺麗なパターンダイヤになっていて、博多駅の時刻で見てみると
発車時刻 | 種別 | 始発駅 | 行先 | 途中停車駅 |
---|---|---|---|---|
09分発 | さくら | 博多(一部新下関) | 鹿児島中央 | 新鳥栖or久留米、熊本、熊本以遠各駅停車 |
18分発 | さくら | 博多 | 熊本 | 新鳥栖、久留米 |
41分発 | さくら | 新大阪 | 鹿児島中央 | 新鳥栖or久留米、(一部筑後船小屋or新大牟田or新玉名)、熊本、川内 |
48分発 | つばめ | 博多 | 熊本 | 各駅停車 |
となっています。なんだかんだ言って、新鳥栖と久留米の停車本数は多いです。これだけ新鳥栖に止まってくれれば、今後、鳥栖文化会館でコンサートがあったときも安心です(なんの話だ?)
なお、「みずほ」は、このパターンが崩れた時間にしか入ってきません。
あと、「みずほ」は新大阪〜博多の間で利用する場合は追加料金が掛かります。つまり山陽新幹線では「みずほ」は「のぞみ」と同じ位置づけと、そういうことのようです。
3月12日、在来線のダイヤ改正
とりあえず、小倉〜博多の1時間3本は変わらず。てっきり、「かもめ」が小倉発になるとかやるかと思ったのですが、そんなことは無かったです。小倉〜博多だけを走る特急が1時間に1本出来るの。このあたり、まるで近鉄特急のような運転の仕方です。
また、北近畿地方では特急「北近畿」が「こうのとり」に改称しますが、その「こうのとり」用の車両という触れ込みの新型車両が、京都口のほうに使われる本数のほうが多いような。ま、このあたりは北近畿地方で車両を共通運用しているので、しょうがないのかしら。
それから、関西空港へ行く「はるか」の減便の話がありましたが、30分に1本が1時間に1本になるのは、京都発10時台〜15時台の間だけのようです。この時間なら、私が使うことはまず無いので、実害はないです。
こんな所かしら?。とりあえず、九州新幹線は3月に乗りに行くことが出来そうなので、楽しみにしたいと思います。