今日は谷山浩子さんと、岩男潤子さん、相曽晴日さん、伊藤サチコさんのジョイントコンサート「のほほん若草ひなまつり」に行ってきました。このコンサートは、昨年の猫森集会でこの4人が登場した会が好評だったため、今度はジョイントコンサートの形式でやってみようということになった、というものです。
会場は猫森集会でおなじみの新宿スペースゼロ。ですけど、座席配置は猫森集会のようにステージを四方から取り囲む形式ではなく、いたってノーマルに、正面ステージと集団お見合いの配置でした。ノーマルな配置なのに、逆に違和感を感じるのが面白いところです。
さてコンサートの方。まずはとりあえず、4姉妹が二人ずつ、浩子さんとサチコさん、晴日さんと潤子さんに分かれて、お喋りしながら入ってきます。浩子さんたちはそれともなくピアノを弾いている間、晴日さんたちは客席中央を歩いてくるという、仲の良い4姉妹であります。
そして曲に行くわけですが、曲目リストは以下のような感じになりました。
01. お昼寝宮お散歩宮
(伊藤サチコさんコーナー)
02. カレンダー
03. しっぽのきもち(谷山浩子さんの曲をカバー)
04. このままではダメになる
05. 春の道(岩男潤子さんコーナー)
06. 鳥籠姫
07. パタパタ
08. ここにいるよ
09. 翼になれ(相曽晴日さんコーナー)
10. 迎えに来て
11. 月の庭 雲のゆりかご
12. 花霞
13. 種(seed)(谷山浩子さんコーナー)
14. 夜の一品
15. 人魚は歩けない
16. 何かが空を飛んでくる
17. 海の時間(アンコール)
EN. てんぷら☆さんらいず
要するに、おのおのが4曲ずつ歌って、残った人は適宜コーラスを入れたりピアノを弾いたりという進行です。なので、4声同時に入る曲ばかりでなく、中にはソロの曲もあったりして多種多彩でした。
4人のトークは若草のほほんとした感じでゆったりとした感じでしたが、曲のほうは単純ではないようで……岩男さんが春らしい曲として「鳥籠姫」を紹介すれば、谷山さんも負けじと「夜の一品」を春らしい曲と言い出すと。どうも岩男さんはリスペクトする谷山さん関連の曲から選曲し、浩子さんは猫森集会で評判だった曲から選曲するという縛りを聴かせすぎで春っぽい曲が入らなかったのかと。岩男さんも谷山さんも、自分のことよりも周りのことを気にして選曲していそうですからねぇ……。
それにしても、トークがはじけているのに、歌い出すと綺麗なハーモニーになるのは素晴らしいところ。しかも4人ともコーラスは本職でないから、コーラスの時でも個性が感じられるのは凄いです。ぜひ、このコンサートが年1度程度の定番企画になると、面白いのですが……