月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

都内飛び石展覧会巡検

今日はコンサートも遠征の予定もない久しぶりにオフな休日(って、日本語がおかしい)でした。
ということで午前中は家でのんびりとして、午後から移動を開始しました。行った美術館が練馬区立美術館、泉屋博古館分館、平木浮世絵美術館と、地理的な方向も展示の方向もバラバラな3箇所。なんでこれをセットにしたのか自分でも良く分かりません。

ま、よくわからない組み合わせですが、3箇所の感想を簡単に書いておきたいと思います

練馬区立美術館「昭和初期のサラリーマン・コレクター 森井荷十コレクション展」

練馬区立美術館は無料開放でした。そんなことには気づかずに、ぐるっとパスを持ちながら入口をくぐったり。我ながら鈍感です。と、無料なのに解説シートが何時もよりもお金かかってそうな感じで…。

コレクションは大正時代の浮世絵と掛け軸が中心でした。大正時代の浮世絵は状態が余り良くないものの、当時の東京が良くわかる構図。気分はブラタモリでして、見て楽しいです。
掛軸も橋本関雪とか山口蓬春など、好きですわ。といいつつ、掛け軸で一番多かったのは鏑木清方なんですけど。どうも鏑木清方が不得意な、今日この頃です。

泉屋博古館分館「神秘のデザインー中国青銅芸術の粋ー」

泉屋博古館としては毎度おなじみの、青銅器の展示です。入って一番最初に驚くのが照明の明るさ。相手は金属なんだから多少明るくても問題なかろうということなのか、スポットライトがとても明るいです。あと、若干色温度も高めのような。色温度はもしかしたら、青銅器の青さを引き立てるためなのかもしれませんが。

それにしても、青銅器を見ても今ひとつ心が動かないので、今日は青銅器の飾りとかに付いている動物に着目して見ていたのですが、なんで古代の動物は、歯を見せたポーズになっているのでしょうね?

平木浮世絵美術館「再び(またたび)!にゃんとも猫だらけ 第2部」

本当は森アーツセンターギャラリーで国芳を見るつもりだったものの、混雑情報が沢山来るので断念して、代わりに国芳の猫を見に来た次第です。
今月は猫は猫でも化け猫の特集で、半分くらいは岡崎の化け猫が占めていました。やっぱりね、国芳の岡崎ダンシングキャットは最高ですよ。これをじっくりと見られた&大きく引き伸ばしたものも見られたので満足です。


うーん、感想を書いてみても、なんかまとまりのない1日だったのが分かるだけで……。
ま、こんな日もありますよね。