月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

地底の森ミュージアムに行ってみた

この前の日曜日、2月5日はコンサートがあったので仙台に行っていたのですが、コンサートの前には時間つぶしで、仙台市内の美術館やら博物館を巡っていたのでした。


最初に行ってみたのは「地底の森ミュージアム」。仙台市営地下鉄長町南駅から、程近いところにありました。

ここは富沢遺跡という2万年前の遺跡をベースにした博物館ですが、旧石器時代に人が活動した跡と森林の跡が同時に見つかったので、保存する事になったものです。
本来森林は、そのままにしていると腐食してその後に生える木の養分になるか、または開梱されて田畑になるか、何れにしても木が生えていた跡というのは残らないものです。ということでじつは珍しいのですよ森林の跡。

そんな訳で、展示の地下1階はフロア全面を使って古代の森を再現、じゃなかった、遺跡をそのまま防腐処理をした状態で展示してあります。基本的にそこにあるのは1万円くらい前の木の根っこ。所々にある直線上のものは倒木ということです。

こういった木が残っているのは、昔ここが湿地帯だったため、といったことをボランティアの方が解説して下さいます。いや、解説の方がいないと広大な空間に黒い物体がずっと広がっているだけの空間なので、ボランディアの方は貴重です。
ボランティアの方に、「そういえば木簡も見つけたらすぐに水に入れて空気に触れさせないようにしますよね」などと話を合わせていたら、「専門家ですか?」と。ち、違いますから!

ちなみにそのボランティアの方とは、(マラソンの)宗兄弟に似ていると言われたり*1、北海道の釧路湿原が将来こうなったら面白そうと言ったりと、妙に会話が弾みまして。珍しく人間で楽しんでしまいました……。


上の階の展示は、普通の考古学博物館でしたので記憶にあまり残ってません。けど、地下1階だけで(ボランティアの方がいれば)楽しめますわ、ここ。と言っても、遺跡なので展示替えは無いので、何度も行くかというと疑問ですけど……。

*1:私の名前は「そう」と読みますけど、42.195mしか走れません