昨日土曜日が東京湾を一周しての空間読書の会だったということもあって今日は少し疲れ気味。ならばということで今日の巡検は山手線の付近を回るだけの小規模なものにしよう、ということになったのです。
結果としてコースは、江戸東京博物館→ていぱーく→損保ジャパン→ヒカリエとなりまして。来週までで終わってしまう展覧会を見て回るつもりでしたが、根津美術館の曼荼羅だけ漏れてしまいましたわ。
ということで最初は江戸東京博物館の「江戸の園芸」。いつもと違って特別展示室の入り口から奥まで一直線に導入部分が出来ていたのがちょっと斬新かと。
そして展示の方は、ブラタモリの池袋・巣鴨とか、街の樹木の回を思い出しながら見ていく感じでしょうか(なんですかそれは)。世界に冠たる園芸都市、江戸の魅力を存分にという感じでしたが、作品の多さにメゲそうになりまして……。作品が多くて全部は見切れなかったので、図録で復習しますです……。
ほいで特別展のあとは6階の常設展示室にに上がって、企画展「市民からの贈り物」。
要するに昨年度に寄贈収集したものを展示しているのですが、笑点の額に始まって展示内容が寄席とか落語の方に偏ってまして、いま一つ興味がないのでさらっと見る感じ。ですが、橋口五葉と伊東深水が出てくると、そこはしっかり写真に撮るのです。好きですわ、五葉さんの新版画。
江戸東京博物館から、次は表参道の根津美術館へ向かいます。
最初に思いついたルートは地下鉄大江戸線に乗って清澄白河で半蔵門線に乗り換える、だったのですが、なぜか大江戸線を逆方向(飯田橋方面都庁前行)に乗ってしまって。リカバリルートで思いついたのが、春日で大江戸線から三田線へ乗り換え、更に神保町で半蔵門線に乗り換えるというもの。で、春日で三田線に乗ったときに、そういえば逓信総合博物館って今月末までだったなぁということを思い出して、三田線を大手町まで乗ったのでした。いや、三田線大手町から逓信総合博物館は遠かったですわ……。
ということで逓信総合博物館「ていぱーく」です。
元々は郵政省、電電公社、国際電信電話、NHKの4者が共同で運営していた施設ですが、KDDIとNHKはすでに撤退して、残った2者も会社名が変わった状態なので、続けるのも難しいのでしょうね。
展示の方は、郵便の部分は密度も濃くてスカイツリー移転後が楽しみな感じでしたわ。
電話の方は……。既存の展示を変えずに、キャプテンシステムなど使われなくなった部分を削除したら空間が残ったような感じで……。三鷹にある技術資料館を一般開放してくれると、充分すぎる代替施設になるんですけどねぇ……。
そして、再び地下鉄に乗って、今度は新宿の損保ジャパン東郷青児美術館。最終日となった、遊ぶシュルレアリスム展へ。
以前に国立新美術館で開かれていたシュルレアリスム展は自分にはよく分からない感じだったのですが、今回は形とか言葉遊びといった要素を表に出して、説明をわかりやすい側に振っているのが良かったです。といいつつ、疲れすぎててあまりきちんと見てないという……。最近、展覧会は1日2箇所が限界だわ(マテ)。
図録は岩國さんの著書だったので、近々勉強し直します。
そして最後に向かうのは渋谷ですが、その前に、せっかくなので地下に潜った小田急線下北沢駅へ。なるほど確かに深い駅ですが、将来緩行線のホーム階となる地下1階から地上への部分が仮設から本設になると、少し銅線がすっきりするように思います。まぁそのときには、井の頭線と小田急線の改札が別々になるのでしょうけど。
渋谷駅に着くと、渋谷では仏頭が一押しだったり。
で、最後に渋谷ヒカリエでの岩合さんのネコ展。
これを見るのは3回目(日本橋三越、仙台三越で見てる)なんですが、前に見たからいいやとならないのがネコの可愛さのなせる技、今回も可愛かったですわ。恵比寿の東京都写真美術館でのネコ・ライオンも早めに行かないとです。
それにしても、グッズ売り場は長蛇の列で、さすがに買えなかったのが心残りのような……(いや、以前に買っている気もしますが、それはそれ)
ということで都心だけとはいえ、4カ所回るとそれなりに疲れますね……。