月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

興福寺の展覧会、再び

そういえば今週から、上野の東京藝術大学大学美術館で興福寺仏頭展が開かれているのでした。

どうも、興福寺の展覧会というと、「またか」というイメージで。なんか2〜3年おきに興福寺の展覧会を見ている気がするんですよね……。


ということで、ちょっと過去に見た興福寺の展覧会を振り返ってみます。

興福寺国宝展〜鎌倉復興期のみほとけ(東京藝術大学大学美術館・2004年)

9年前の秋に、今回と同じ東京藝術大学大学美術館で興福寺の展覧会をやってたんですね。
この時は、鎌倉の再建時に作られた仏像を中心とした展示だったのですが、見た時の感想は、なんかごっつい仏像ばっかりだな〜というものだった気が……。好きな仏様は平安仏までだった時代ですので、こう思うのも仕方がありませんw。

特別公開 国宝 仏頭(東京国立博物館・2005年)

今年の展覧会でメインとなる仏頭は、8年前に東博に来てたのでした。この時は本館の特別5室に仏頭が1つだけ置いてある、というシュールな展示方法だったはずです。この頃から、特別5室での展示がよく行われるようになった気がします。

国宝 阿修羅展(東京国立博物館九州国立博物館・2009年)

東博で94万人、九博で71万人を集めてしまった歴史的な展覧会です。内容的には2004年の展覧会とカブる部分も多かったですが、阿修羅展というネーミングや阿修羅ファンクラブ、360度どこからでも見られる展示など、色々と面白い企画が目白押しで2004年の印象は吹っ飛んでしまいました。
まぁ、東博の展示がレイアウトなども含めて神がかっていたことに九博の展示を見て気づくなんてことも有りまして、個人的にも見せる展示に拘るきっかけになったような展覧会でした。



と、ここ10年で3回見ているわけですね、興福寺。この他にも興福寺国宝館には5回くらいは入ってますので、そんなこんなで「またか」という感想になったのかと。

そんな「またか」という思いをふっとばすような展示だったら嬉しいなと思いつつ、仏頭展はできるだけ早いうちに藝大美術館に見に行こうと思います。どうなんでしょうねぇ……