月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

木島櫻谷展@泉屋博古館分館

泉屋博古館分館で行われている木島櫻谷展に行ってきました。

正直なところ、木島桜谷さんについては今まで意識して無かったのですが、泉屋博古館のパンフレットを見ているうちに、これは行かねばならないという確信のようなものを感じまして。行ってみた感想としては、その直感は間違ってなかったと思います。

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というか、泉屋博古館分館も案内看板などにいつも以上に力を入れているようでしたし。


展示は、第1展示室の方は様々な美術館からお借りした代表作を、第2展示室は泉屋博古館が所蔵する屏風を集めていました。

まずは、第1展示室の方から見てみます。

  • しぐれ
    東京国立近代美術館で所蔵の作品とのことですが、竹橋で見た記憶がないなぁと思いまして。というか、竹橋は近代日本画をもっと積極的に公開するべきだと思うのよ。
    それはともかく、この鹿さん、四条派らしいしっかりとした写実的な描き方ですが、可愛いさを感じるところが良いですね。
  • 葡萄栗鼠
    リスには可愛さというよりもしぶとさのようなものを感じますが、ぶどうの葉が様々な色があっていい感じでした。
  • 獅子
    京都画壇でライオンといえば竹内栖鳳の専売特許のようになってますが、この方も描いてました。確かに写実を元にした描き方なのですが、眼差しとかに少しだけ猫っぽさも感じます。
  • 峡中の秋
    この霧が谷から沸いてくる深山の感じ、良いですね。こういう絵が登場するのが、近代日本画の良いところと思っております。


続けて第2展示室は、そんなに大きくない展示空間に屏風を押し込んだので、コーナーでガラスの反射がきつい箇所も出ちゃってますね。

  • 雪中梅
    まずは冬の様子を描いた屏風です。木の幹の上に積もった雪を描くというと円山応挙の雪松図を思い出しますが、この作品も感じが似ています。ただ、応挙のものとは違って、木の幹の上に雪が積もっている感じを絵具の厚塗りで表現しているのが斬新です。
  • 柳桜図
    この作品は、桜の花が厚塗りになっていて、厚さの違いで花びらの質感が表現されていたのが良いなと。ただ、厚塗りが良いと思っても、写真や絵葉書だとそれが読み取れなくなるのが残念ですよね。
  • 秋草図
    いかにも琳派というか装飾的な秋草が細かく描かれていて、これ欲しいです(いや、住友財閥ぐらいじゃないと変えませんから、これ)。


と、一通り見ましたが、やはり動物の目が優しい感じだったのが印象的だったなと。

この展覧会、今週からは後期展示になっていて、第1展示室は展示替えが多いようですので、もう1回行けたらいいなぁと思っています。