月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

指輪展@国立西洋美術館

この週末は土曜か日曜に仙台に行くことは決めていて、週末パスという土日に使える切符も手に入れてまして。
ですが、電話に出たりしているうちに時間が経ってしまったので、仙台は日曜に行くことにして、毎度の通り美術館へ。


ということでやって来たのは国立西洋美術館。こちらでは今、指輪の展覧会をやっています。
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西美で指輪というのもあまりない取り合わせですが、大量に寄贈を受けたことで今回の展覧会になったようです。


展示のほうは、まず最初に古代エジプトから現代までの指輪を時代順に概観して……といっても、これだけで160点ほどありまして、しかも一つ一つの指輪は当然小さいものなので、単眼鏡の焦点を調整するだけで時間がかかるわけで……。でも綺麗だから全部見たいと単眼鏡の焦点を合わせながら見ていくと、このコーナーだけで50分くらいかけたかと。
歴史順にみていくと、古代から少しずつ輝きを増していく宝石が中世になると急にくすんで、ルネサンスになると輝きが復活するあたり、「暗黒の中世」ってヨーロッパ限定だよなぁと思うわけです。

そのあとはいろいろテーマ別に指輪が紹介されていきますが、何と言っても華やかなのが「モードと指輪」のコーナー。このコーナー、神戸ファッション美術館から18世紀から20世紀のおよーふくも併せて展示されてて、およーふくの方にどうしても視線が行ってしまいます。どれも何度も見たことのあるもの(トルソーまで見覚えがある)ですが、やっぱり好きだわ、お姫さまのおよーふく*1

あと、ダイヤモンドなどでカットの技法が変遷していく様が判るような展示もありましたが(一人の方のコレクションで、カットの変遷が判るというのが凄いです)、そういうのを見ながら思った感想が
「これだけ輝いているものが炭素なんだよなぁ……」

えっと、そういうことは隣の科博で考えなさいよ……。


結果として指輪展は、後半割と駆け足だったのに90分かけて見てました。我ながら、光るものとか、ひらひらしたものとかが好きすぎるのよね。


そして指輪展の後は常設展示のほうも見てきましたが、指輪展の会場に結構良い作品が展示されていたこともあって、いつもと配列が違ってたりしてました。これはこれで楽しめます。

この2枚は、普段は余り展示してない気がします。
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2枚目のほうのアマン・ジャンは大原美術館に行くとたくさん見られることもあって、個人的には好きなんですよ……。

*1:無駄にテンションが高い