堺市博物館で3月15日まで開かれていた「不思議の国へようこそー西洋古地図の中の日本-」という展覧会、タイトルを見ただけで地図好きの展覧会オタクとしては外すことはこが出来ません。
というわけで、会期末の3月15日に、行ってきたのですよ堺まで。
東京から堺へは、3月14日から時速285kmになった東海道新幹線に乗車です。
わざわざ普通の新幹線よりも3分早いやつに乗りましたが、正直285km/hは体感できないですな。
そして同じく、3月14日からは新幹線の車内販売でsuicaやICOCAが使えるようになったのを宣伝する紙コップ。
イコカモノハシのイコちゃん、かわいいですな。
ということで、堺市博物館の最寄駅、百舌鳥駅に到着。寒桜がちょうど満開です。
博物館に到着すると、今度は馬酔木が良い感じ。
と、そろそろ展覧会のほうに行ってみます。
冒頭に出てきたのは、モンタヌスの「日本誌」。モンタヌスさんは17世紀の宣教師ですが、日本に一度も来たことがないのに日本の様々な場所をこの本で描いてまして……
まずは、堺の風景。まるでイタリアの港のように、山に向かう斜面上に町がありまして……
方広寺の大仏さま。だれか止めろよ(汗)
ああそうか、大仏様がこんな姿だったので、慶長大地震の際に首が落ちたんですね(違います)
大阪城や長崎の出島は、まぁそれなりにあってる感じがしますね……。
続けて、古地図が色々と出てきます。
まずは、1595年に作成された日本図。北海道はないですが、本州や九州の形は割合いい感じな気がします。
1572年のアジア全図。東北から北は大胆省略。
1594年の球形世界図。美しさが素晴らしいです。
という感じで。やっぱり地図を見ると、テンションが上がりますなぁ。
【おまけ】
堺市博物館には、独立行政法人国立文化財機構の施設もあるんですよ。
こちらがその施設の入り口。「アジア太平洋無形文化遺産研究センター」という、小さな組織です。