1月12日に見た展覧会3件について、簡単に感想を上げておきます。
なおこの3か所を見た理由ですが、都営地下鉄のフリーパスを買ってしまったので、都営地下鉄の駅から歩けるところを選んだというだけで、特に関連性はありません……
ウィーン万国博覧会@たばこと塩の博物館
たばこと塩の博物館でのウィーン万博展、ウィーン万博日本館の展示を全部持ってきましたと言いかねない勢いで出展作(または出展したものと同時期に作られたもの)を展示していて、まずは物量に驚きます。ここってそんなに広かったっけ?
また、日本館に作られた庭園について解説しているのも珍しいです。写真を見ると神社があって、池があって、太鼓橋もあって本格的な感じなんですが、会場全体図を見ると日本館の敷地はそんなに広くなくて。海外まで行って狭い土地の有効活用をこのころからやっていたのかと、驚きます。
ついでに言うと、この博物館らしく万博で展示されていた喫煙道具についてもコーナーを割いているのが面白いですね。
万博は異文化の産物を展示しているのを見るのが面白いと30年以上前のつくば万博で思ったのですが、ウィーンで日本館の展示を見た人たちも物珍しくて楽しかったことでしょうね。
新宿御苑展@新宿歴史博物館
新宿歴史博物館での新宿御苑展。新宿御苑は通い慣れているし、帝室庭園としての時期の話も新宿御苑の展示コーナーで見ているはずですが、内藤家下屋敷時代と帝室庭園の時期の間に隙間があって、その時期のことに触れていたのが目新しかったです。あと戦後の一時期に遊園地があったのは知らなかったですわ。
大♡地図展@東洋文庫ミュージアム
東洋文庫での、所蔵する地図を展示する展覧会。数年前にも地図の展覧会は有りましたので、続編といってもいいのかもしれません。
lunacat.yugiri.org
展示のほうは、前半は世界地図に登場した日本の形に注目してました。ちょうど安土桃山から江戸時代の地図が登場するので、雰囲気的には神戸市立博物館での地図展に似ていますね。神戸市立博物館、いつまで改装のための休館が続くのかしら……
後半は、江戸時代の日本各地を描いた地図を展示してました。こっちは、超アバウトな絵地図的なものから伊能忠敬の測量完璧な地図まで、ふり幅が見ていて楽しい気がします。
地図の撮影は可能でしたので、時間があれば駄文ブログで紹介したいかなと。