横浜美術館で、「横浜発 おもしろい画家:中島清之―日本画の迷宮」展を見てきました。
この方は日本画家の中島千波さんの父親に当たる人で、戦前から戦後にかけて日展を中心に活躍した画家だと言うことです。
その中島清之さんの作品を、年代順にたどっていこうという展覧会です。
yokohama.art.museum
で、展覧会のサブタイトルに「おもしろい画家」とありますが、確かにそう言うだけあって面白いように良く画風が変わります。初期の勉強中の作品は植物がすごく細密な日本画で、いかにもこの時代のメインストリームという感じなのですが、それがだんだんとキュビスム的にデフォルメがされていって、遂には抽象の領域まで行ってしまって。かと思うと晩年は日本画らしい静物画になるという……。
これだけ遷移すると、ちょっと的が絞りにくくて私としては面白いの前に付いていけない感じでした……(弱い)。
どちらかというと、初期の勉学中の細密な日本が一番好みだったかも。
そんな特別展でしたが、一方常設展はこれが好物が多くて良かったですのよ。
モローに
小林古径に
宮川香山に
これ以外にも、写真などにも良いものがありました。
って、なんかこれではコレクション展を見に行ったみたいな感想になってますね。