東京国立近代美術館で開催されている民藝の100年展ですが、10月下旬から開催されているというのに後回しにしているうちに、会期末が今月末に迫っていました。
ですので気がついたら終わっていたとならないよう、とりあえず行ってみたのでした。
こちらの展覧会、なんとなく民藝の作品がずらっと並んでいる展覧会を想像していたのですが、そうではなくて、民芸運動の始まりから現在までの流れを振り返るような展覧会でしたのね。ちょっと想像と違ってました。
まぁ、民藝の作品をずらっと並べてしまうと、地方の物産展との区別がつかなくなるという問題がありそうなので、そうならなくて正解だったのかも?(をぃ)。
で、民芸運動の始まりからの流れを並べてみるとあら不思議、柳宗悦一代記と行った趣の展示になっておりました……。
一瞬、民芸運動は柳宗悦のチーム一人だったのかと思ってしまいますが、もちろんそんなとこはありません。
そんな民芸運動を振り返る展示だった事もあって文献資料も多くて、ちょっと自分には難しかったかなぁと。
そんな中にも、普段は大阪の東洋陶磁美術館にいるこの子に久しぶりに会えて、可愛かったですわ。
(展覧会は撮影禁止。この写真は以前に所蔵する大阪の東洋陶磁美術館で撮ったもの)
と、そんな感じで特別展では今ひとつテンションが上がらなかったのですが、2〜4階の常設展示の方では特別展に合わせて工芸や商業広告などが所々に展示されていて、こっちの方が自分の好みでしたですね。
東京国立近代美術館を見た後は、北の丸公園を通って……
北の丸のアメダスさんは情報表示装置が故障している様子。
北の丸公園を抜けたところにある軍人開館、もとい、九段会館は、腰巻建築で建て替え中ですが、外観がほぼ完成になってました。
腰巻建築と言っても、腰掛けは太めだし、特徴的な帝冠様式チックな部分は残ってますし、これはこれで有りと思います。
その後は、都営新宿線で新宿に出て、毎年恒例の駅弁大会で今日の晩ごはんを仕入れて帰ったのでした。
そういえば駅弁大会の会場の近くで中井精也さんの出店があるはずでしたが、見そびれてしまいましたです……。