月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

唐突に関西日帰り美術館ツアー

1月13日、土曜日。

昨日ふとした時に、そういえば今年はまだ関東平野の外に出る旅をしていないし、関西に前回行ったのは12月17日で1か月近くいってないなぁということに気づいてしまいまして。
それ以来すっかり旅に出たいモードになしまして、今日は気が付いたら新幹線に乗ってました……(をぃ)。

だいぶホームで買うコーヒーにも慣れました。

最近よく富士山の写真を撮ってますが、新幹線から見る富士山は何度でも撮影してしまいますね。
今日は山頂に少し雲がありますが。

新幹線を京都で降りて、最初に向かったのは京都国立博物館。
バスは長蛇の列だったので歩いて向かってしまいましたわ。

京都国立博物館でやっていたのは辰年の特集展示。2階のフロアのうち3部屋を使ってをやってました。
辰と言えばで中国皇帝の衣装や龍虎図が出てくるのは東博と同じ感じでしたね。

気になった作品の感想を簡単に。

  • 中国皇帝の衣装は、龍を背中でなく正面に描くのがいつ見てもなんか不思議に思ってしまうのですよね(まぁ我々が正面中央で布が重なる服に慣れすぎなせいで、そんな違和感を感じるだけかもですが)
  • 山楽の龍虎図は、龍の目の迫力に圧倒されました。
  • 最古の龍虎図というものが出てましたが、虎は最初からネコだったのね……。
  • 安珍清姫の絵巻もありました。通常と違って、大蛇が鐘に巻き付いて焼き殺すのではなく鐘を砕いて中身を取り出すストーリーになってました。その方法も中の人には怖いわ。

そのほかのフロアでは、装飾経の展示がありましたが、巻頭に描かれた金色の絵がとても気合が入っていたり、あと一文字ずつ蓮の台の上に文字を書いたりと手間の気合の入った感じが良かったです。


京都国立博物館の次は、京阪に乗って大阪に移動します。
京阪特急の8000系さん、鋼製車両じゃなかったと思うのですがGPS電波を全く掴んでくれなかったのはちょっと残念でした。

京阪を降りて向かったのは、ブラックキューブこと大阪中之島美術館。

こちらでは「女性画家たちの大阪」という、近代大阪の女性画家に焦点を当てた展覧会をやってました。

冒頭の島成園から始まって、女性画家による日本画が続きますが、女性画家が描く女性は良いなぁと思いながら見ておりました。
あと、色が優しい作品が多かった気もします。

なお、最後の5章だけ撮影可能でしたので、撮影してきたものをいくつか挙げておきます。




と、関西まで交通費をかけてきた割には展覧会を2つ見ただけなのですが、京博も大阪中之島も良いものを見ることが出来ましたので、これで満足してしまいました。そしてそのまま、満足した気持ちのまま新大阪発19時前の新幹線で東京に戻ったのでした……。

なお、流石に展覧会2つだけのために往復新幹線は交通費がかかりすぎだと思いましたので、帰りの新幹線は「のぞみ」でなく「ひかり」にしたのですが……(焼け石に水とはこのことなり)