月猫ツーリスト

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

冷泉家展@東京都美術館

東京都美術館で開催されている冷泉家展に行ってきました.この展覧会は明日が最終日なのですが,10月から開催されているにもかかわらず最終日の前日まで見に来られなかったのは,隣の東博に時間をとられたから(なんたって若冲だの正倉院だのが登場する皇室の名宝展だ),というのもありますが,要するに和歌とか典籍の鑑賞の壺がわかってないと.谷家または草刈家の親戚になって鑑賞の壺を聞き出す必要があるのかもしれません.


ということで,かなり身構えていった展覧会でしたが,実際にみてみると結構楽しめました.いや,展示そのものは予想通りで冷泉家が持っている和歌に関する書籍が大量に置かれているのですが,秀逸だったのがその置き方.表紙が見えるように展示しているものが多いのです.まるで,無理に和歌を読もうとしなくていいよと言ってくれているようです.

さらに秀逸だったのが音声ガイド.苦手な分野なので展示物を見ただけでは何も判らないかもと思って借りたのですが,加賀美さんの安定した声と,要所要所で出てくる冷泉家の実質的当主(当主の奥方.当主は婿養子なので冷泉家の祭祀を実質的に受け継いでいるのは奥方のほう)の解説が実に勉強になります.難を言えば,展示物が多い分,音声ガイドも長くて,予想外に時間がかかることくらいでしょうか?


ところで,展示物に関する感想を書いてませんが,何しろ和歌と典籍は当方の知識が足りないので…….ただ一ついえることは,藤原定家という人は本当にすごい人だなあと…….