ネタを引っ張りますが,洛中洛外図屏風の舟木本をみたときに,東博の平常展で見たものを紹介しておきます
まずは曽我直庵の竜虎図屏風.説明には荒々しいとか力強いとか書いてありますが,どう見たって漫画の先駆けという感じの絵に見えるのですが…….特に虎が…….
疑っている方のために,虎だけ拡大してみます.ほらっ(笑)
ついでなんでもう一枚,漫画の先駆けな虎の絵を.俵屋宗雪の竜虎図屏風からです.
これもやっぱり,虎と猫の区別が付いてないような…….
一説には,虎は毛皮でしか見ていないので,毛皮は運んでいるうちに縮むため,目の部分が相対的に大きくなるのだとか…….
虎以外にはこんなものもありました.
鍋島の色絵花筏図皿.先日来,出光美術館で見た「麗しのうつわ」で鍋島に興味津々になったところでしたので…….染付であり色絵であるという技法の美を,又感じてしまいました.