月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

ゴッホ展@国立新美術館

11月3日の文化の日国立新美術館ゴッホ展に行ってきました。

ゴッホというと2005年に東京国立近代美術館で開催されたゴッホ展に行ったのが最初のお付き合いだった気が。混雑のためにだんだん開館時間が伸びて行って、最後は木曜から日曜まで週4日は20時まで開いているとか、それでも18時くらいに行っみたら、まだ待ち行列があったりと盛況だったのを覚えています。
と、過去の駄文に書いてありました。2005年5月6日に行ってたみたいです。今から考えると、書いてあることが可愛いわ。


今回の展覧会は5年前のものとは違ってゴッホの作品だけではなく、影響を受けた画家や師匠の作品も隣り合って展示されています。そういう意味で5年前ほどの迫力はないのですが、これはこれで、作風をよく変えたゴッホを知るには良い手法とと思います。

そんなんで、最初の方はバルビゾン派だったり、印象派だったり。模写も沢山あってゴッホが勉強家だったことが伺えます。
「セーヌの岸辺」という印象派ゴッホは、ぱっと見はモネのように見えたりもして。でも同じ1887年に得難い「ヒバリの飛び立つ麦畑」という作品は、ちゃんと筆の跡がゴッホの太さになっています。やっぱりゴッホは、あのうねるような筆のラインが素敵なんだと勝手に思います。

後半の方には、アルルの部屋を再現してありました。こういう立体的なものを作らせるとTBSが上手いです。普段からドラマなどでセットを作り慣れているからかも知れません。それにしても、思いっきり斜めだったのね、あの部屋……

そして「サン=レミの療養院の庭」。くっきりはっきり,筆跡しっかり。晩年の作品だけあって如何にもゴッホらしい絵になっています。5年前の展覧会にもこの作品はありましたが、何度見ても良いです。


と、思ったよりも楽しんで作品を見ていたような気がします。やっぱり、ゴッホが好きなのね、私。