月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

関西に行く代わりに千葉に行きましょう

今週の土日は当初の予定では関西方面まで行って、神戸から静岡の間の8つの展覧会を見る予定でした。なんですが、センター試験の日なので寒波がやってきており、関西とか名古屋は雪になりそう、そうなると行ったはい行けど帰ってこれない可能性がありますので、関西は来週にしようと、そういうことにしたわけです。


さて、関西に行けないなら東京近郊でどうするべということになりますが、とりあえず千葉市美術館のギッターコレクション展が23日までなのでこれに行くとして……ついでに昨年開館した千葉市のホキ美術館も訪問してみようと、そういうことになりました。


ということで最初に向かったのは千葉市緑区のホキ美術館。外房線の土気駅という千葉駅から20分ほど離れた駅からバスで5分という場所。付近は……東急不動産の新興住宅地ですね。
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この美術館の特徴は写実絵画って、要するに写真と見間違うばかりの絵を専門に集めているということです。そんなわけで一般の方にも判りやすいからか、お客さんが非常に多かったです。一般のお客様が多い分、五月蝿いという問題は如何ともしがたいものが有りますが……。お願いだから其処の方、全然判らないとか大声で言わないように。最近、お年を召された方のほうが常識がないのではないかと思うことがあります。

作品のほうは写実絵画なので当然ですが写真みたいに見えるものが多数有ります。でも、作家さんによって印象派風に描く人も居れば、本当に写真そっくりに描く人も居て、作風の違いを楽しむことは出来るようです。比較的多い題材が女性と自然でしたので、女性の方のひらひらとしたお洋服を中心に見て回ると……。何か間違ってないか?、私。


ホキ美術館からの帰りは、バスが30分〜1時間に1本しかないので、土気駅まで徒歩で。比較的暖かい日だったので何とかなりましたが、冬に来る場所じゃないなと思ったりして。とりあえず、五月蝿さのためにきちんと見ることが出来なかった感もあるので、気候が良くなったら再訪したいと思っています。


ホキ美術館の次は何時もの千葉市美術館へ。普段は千葉駅から歩いていく千葉市美術館ですが、地図を見ると本千葉駅からなら1本道で距離も近そうに感じたので、本千葉駅から歩きます。途中、城跡のようなものが見えたのは千葉城ですか?。

ギッターコレクションはプライスコレクション同様、アメリカ人の視点で日本の江戸時代の絵画を見たら面白かったので買って帰ったというもの(ひどい要約)。基本的に江戸時代の奇想の画家たちによるネタ絵大会となっていました。若冲さんの手に掛かると象さんは掛け軸に入りきらないし、白隠さんは一富士二鷹三茄子を1つの富士と2つの鷹(の羽)と3つのナスで表現する。見ていて楽しいです。ちょっと千葉だけで見るのは勿体ないので、こちらも季候の良いときに静岡や京都に巡回する折りに見に行きたいところです。


と、寒いからすっかり、また今度見に行こうという発想になっていますね。どちらも良い展覧会だと思うのですが。
美術作品を見るためには体調だけでなく気候も重要だということでしょうか……。