月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

最近訪れた展覧会感想

5月1日以降に訪れた展覧会の中で、まだ感想を書いてないものが幾つか有りました。
忘れないうちに、ごくごく簡単な感想を書いておきたいと思います。


[5/1訪問]花鳥の美(出光美術館)

入館した頃から眠くて眠くて、ちゃんと見ることが出来なかったかもですが、「遊鴨図屏風」(狩野永納)が、単眼鏡で見ると鳥の羽が細かくて綺麗で、素敵でした。。5月24日を境に2作品、展示替えがあるので、その折に再訪して、他の作品は見直さないと……

[5/5訪問]平成23年度新指定重要文化財(東京国立博物館)

今年度、新たに重要文化財になったものを集めて展示してます。なので、色々なものが展示されています。
対馬藩が「作成」した朝鮮国書や、御所車の刺繍が細やかな小袖あたりが気に入りました。ですが、一番良いのは何といっても松園の「母子」。後ろの簾を拡大してみると、その細かさに驚きます。

[5/7訪問]百花繚乱―桜・牡丹・菊・椿―(山種美術館)

山種美術館の所蔵品でたどる花巡り。コンセプトは出光美術館に似ていますが、こちらは近代の作品が中心です。
それにしても、桜とか桃とか、ピンク色の花が私は好きなようで、最初の方にあった、桜と桃のコーナーばかり見ていたような。
で、やはり奥村土牛の「醍醐」が一番好きです。幹と枝のコントラストが何ともいえません。

[5/7訪問]芸術写真の精華(東京都写真美術館)

ピクトリアリズムと書いてありましたが、写真でどこまで絵画的な表現が出来るかを挑戦した作品が並んでました。本当に油絵のような感じで見えるものもあって、予定よりも時間をかけてみてしまったかも。是非、ホキ美術館で展示してほしいです(マテ)。

[5/7訪問]夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 四国・九州・沖縄編(東京都写真美術館)

明治時代初期の写真を集めた展覧会。古い写真は昔の風景が切り取られていて、それを見るのが楽しいです。

[5/7訪問]近代洋画と日本画(泉屋博古館分館)

泉屋博古館分館、今回から常設展示と称して余り広くない2つの展示室のうち片方を、青銅器の展示室にしていました。LED照明を全面採用していて……ちょっと明るすぎるように感じます。
特別展の方は、原田西湖の「乾坤再明」がもうダントツで良いのです。日本神話を絵画にすると破綻する作品が多い中、これは表情といい、光の感じといい、素敵だと思うのです。

[5/8訪問]親鸞(京都市美術館)

京都市美術館親鸞展。京博の法然がとんでもなく判りやすい&面白かったのと比較してはいけないのかもしれませんが、よく判らなかったというのが本音。いろいろなお坊さんの像や肖像画が出てきますが、その方々の繋がりがよく判りませんし。もしかして、門徒の皆さんには常識なんでしょうか……?