横浜を舞台に3年に一度行われている、横浜トリエンナーレに行ってきました。
いや、現代美術だし、期間も長いしと思って後回しにしていたら今週末でお終い、ということで慌てて行ってきた、という次第です。
最初に行った会場は、郵船倉庫会場。日本郵船歴史博物館の真裏です。最寄駅はみなとみらい線の馬車道か日本大通でしょうけど、あえて関内駅から歩いて。10分もかからず到着です。
この会場は、倉庫という環境を使って、比較的大型のものや、壊れやすいものを展示しています。
一番気になったのは、テープを沢山吊って出来た壁でしょうか。見えるけどいけない、彼岸と此岸な感じが、気になるようです。 あと、文字をならべるやつ、「さんまとあじとふぐ」って並べた人に会いたいです(汗)
それからカバさん。8月頃に見たテレビでは、お肌すべすべでしたが、すっかり割れちゃってます。何回か来れば、変化が楽しめたのかも。
次の会場は新港ピア。無料の周回バスを待つのも面倒だなと歩いて行ったら、ワールドポーターズのところにある円形の歩道橋、あれのすぐ奥でした。この程度の距離だったら、観客に歩いてもらっても問題ないと思いますけど、歩いているのは私だけだったようで。また、ワールドポーターズも横トリには全く触れてなくて、残念な感じです。
ここは、さまざまなアートに携わる方がさまざまなワークショップを展開しているようで、時間をかけてみると面白いのでしょうけど、あっさりと通過してしまったり。
それにしても、猫とペンギンは可愛かったです。
新港ピアを後にして、ふと横を見ると海まで降りられる場所(新港パーク)があったので、そこを通って、橋を渡ったらもうクイーンズスクエア。クイーンズスクエアを通過して横に行けば、次の目的地の横浜美術館です。これまた10分くらいで歩ける距離でした。
出迎えてくれたのは、この子。一応、誕生月の11月の子を撮ってみました。
こちら横浜美術館にもいろんな作品が展示されていました、が、何と言っても人が多すぎます。当日券の列に50人以上とか、ちょっとおかしい。郵船倉庫のほうを見ない、横浜美術館オンリーの方が大変に多いようです。何とももったいないです。
そんなわけで、あんまりちゃんと作品を見ていないのですが……、この電球を使った作品は、幻想的で良かったです。
そして最後が、黄金町バザール。京急の黄金町〜日ノ出町の高架下を舞台にしたワークショップです。
この辺りは元々は歓楽街伊勢佐木町の場末にあるキャバレー街の更に場末、夜の街を通り過ぎた深夜の街だったところ。そんなところを京急の耐震補強工事と開国150年を契機に違法な夜の商売を追い出した場所です。
そんな場所ですが、再び元の町に戻らないようにということも兼ねて、芸術創作者などに建物を貸し出しているうちに、すっかりアート村となった黄金町です。
ということで、アート村黄金町をぶらり町歩き。雑貨屋さんとか、ちょっとお洒落な古本屋さんとか、良い感じです。まだどう土地を使うか決まってないのでフェンスで覆われている場所もありましたが、フェンスが全部とれて、おしゃれな街になったら、面白いことになりそうです。きっとトリエンナーレが終わっても、多くのお店は残っているでしょうから、継続して通っていきたいです。
ということで横浜トリエンナーレ。主要な4会場を1日で巡りました。何となく眺めたという感じですけど、思ったよりは楽しんだ気がします。
次回は2014年。是非今度は、会場だけでなく周辺の観光施設も巻き込んでの地域イベントになって欲しいと、横浜出身者としては思うのです。