月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

桜木町で140年前の列車を見る

さて、昨日の京急川崎駅の続き。

京急川崎の次に向かったのは桜木町駅。
桜木町駅は日本初の鉄道である新橋~横浜間の終点であった横浜駅のあった場所なので、駅ビルの中にそれを忍ばせるスポットがあります。
で、今回は鉄道の日を記念して、普段は立ち入ることのできない客車の中に入れるということ、なのですが……。入るための条件が「CIAL桜木町(桜木町の駅ビルと高架下のSC)で500円以上のお買い物をすること」というもので……。 
飲食店(カフェとお惣菜売場)が中心の店舗、しかも公開時間を考えると飲食している時間は無い、と詰みかけましたが、書店で不急不要の本を買って500円以上をクリアしたのでした。

というわけで、見に行きましょう。
最初に目に入るのは、110形蒸気機関車。1872年の新橋~横浜間開業当時に、この線路を走っていた機関車です。
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元々は青梅鉄道公園で保存されていたのですが、桜木町駅の駅ビルが今年6月に開業したのに合わせて、こちらに引っ越してきたのです。
ja.wikipedia.org
(ところでJR東日本さんなのか、東日本鉄道文化財団さんなのか。青梅にあったときは存在した110形蒸気機関車の説明がホームページから消えてるのですけど……。)

というか、この外観までは普段でも見ることができて、今回の特別公開は後ろについている客車の室内です。
機関車に合わせて、1872年当時に走っていた客車を復元したものになります。

ということで、入ります。
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客車の中はこんな感じ。
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中等(三等級制の二番目)客車とのことですが、座席のクッションは良いものの、今のE233系とかのほうが快適かもしれませんねぇ。

古い客車から見る現代の街並み。
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ついでに、110形機関車の機関室も見ることができました。
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なんか付いているものが少なくて、これで本当に走れたのか?と思えてしまいますです。いや、走っていたんだけど。