月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

GOTOトラベルで美術館へGO(1日目)

さて、秋に奈良と言えば毎年恒例の正倉院展ですが、今年は混雑緩和ということで日時指定券が必要となりました。
日時指定券の発売は9月26日からだったのですが、当然とばかりに発売日に取得しまして……。

しかし正倉院展にせよ何にせよ、1ヶ月も前からチケットを確保するなんてコンサート以外ではあまり経験がなくて……。気が付けば1ヶ月の間に、他に行く展覧会を検討して、更には新幹線と宿泊がセットになったツアーも申し込んでしまって、準備万端になってしまいました。

その新幹線と宿泊がセットになったツアーですが、GOTOトラベルキャンペーンの効力で、東京〜京都の往復新幹線と京都のビジネスホテルが17,500円とかになって、更には4,000円の地域共通チケットが付与されるということになりました。
因みに、東京〜京都を新幹線に乗ると、EX予約でも13,000円位になるので、実質新幹線片道のお値段で往復+宿泊できるような計算になります……。恐ろしや。


いや勿論、美味しい話には裏があって、普段乗る新幹線よりも80分ほど早い東京駅7時03分のひかりに乗せられて、どう見てもツアー客だらけな上にこのご時世に満席の車両で、途中のぞみ3本に抜かれて京都に向かうことになったのですが……。


そんなわけで京都駅には9時半過ぎに到着しまして、まずは地下鉄の京都駅で2日間のチケットを受け取ります。
f:id:Lunacat:20201030191110j:plain
スルッとKANSAI 2dayパスと思わず呼んでしまいますが、名前が変わったのですね。関西の私鉄とバスに1日あたり2,200円を乗れば元が取れるというものですが、さて、どうなるか。


続いて四条烏丸の交差点に近いホテルに向かって荷物を少し預けて、少し歩いて今日の1箇所目、京都文化博物館へ。ここでは舞妓さんをテーマにした絵などの展覧会をやってます。
f:id:Lunacat:20201030191439j:plain
展示のほうは、明治以降の舞妓さんを描いた絵画や写真、動画が中心でした。竹内栖鳳や土田麦僊などは下絵で、本物持ってこーいと思ったり。いや、海外作品じゃないんだからさ(因みに竹内栖鳳さんの「アレ夕立に」は、高島屋史料館で展示中だったとか。じゃぁ、しゃーない)。
個人的には都ホテルのポスターで、舞妓さんの背景にインクラインとねじりまんぽが描かれていたのが1番のツボでした。


f:id:Lunacat:20201030191842j:plain
f:id:Lunacat:20201030191838j:plain
(ポスターでなく、ねじりまんぽの写真を貼ってどうするw)


京都文化博物館の次は、地下鉄東西線で移動して……。
京都市交通局さん、何やってんですかw


f:id:Lunacat:20201101093559j:plain
f:id:Lunacat:20201101093554j:plain

気を取り直して地下鉄東西線で京都市美術館へ向かいます。ここでは、京都の250年間の美術を振り返る展覧会。
f:id:Lunacat:20201030192036j:plain
元々は春から1〜3部の3回に分けてやる予定だった展覧会ですが、休館となった影響で1回にまとめてやってしまう、というものです。
会場は1階と2階を使って面積2倍だったのですが、1階で第1部と第2部がまとめて展示されていて、ダイジェストすぎてもう少し量が見たいと思ってしまったり。
と言いつつ、最初にあった応挙の藤の花は良かったなぁと。


京都市美の次は京博に向かうのですが、京博の予約時間まで時間があったので、バスで向かうと途中になる八坂神社に寄り道して。
f:id:Lunacat:20201101090341j:plain

国宝になった本殿に
f:id:Lunacat:20201101090412j:plain

有名な枝垂桜はこれですか。
f:id:Lunacat:20201101090452j:plain


時間潰しも完了して、京都国立博物館です。
f:id:Lunacat:20201101090904j:plain
今回の展覧会は、皇室の名宝、というタイトルですが要するに三の丸尚蔵館のコレクション展+α。
東京の美術館のコレクション展を京都で見るのも何だかなですが、あそこ、持ってるものに対して展示室が狭過ぎるから……。
f:id:Lunacat:20201101090915j:plain

実際の展示は、江戸時代までの三の丸尚蔵館所蔵作品と、即位や御所生活に絡むものの展示という2部構成でしたので、ただのコレクション展ではなかったですw。
三の丸尚蔵館の所蔵品には明治以降のものも良いものが多いのですが、それは省略なのが何とも残念。まぁ多分、おじいちゃんそれは2013年に京近美で見たでしょ?、ということなんでしょう……。


これで京都は一旦終わりで、いよいよ本題の正倉院展に向かいます。
予約を入れていたのは18時なので、まっすぐ行ったのでは時間が余る……。ということで途中で夕食を食べたり。日時指定制の方が食事の時間は規則的になりますね(きっと日時指定制とは関係ない)。

ということで、正倉院展。
f:id:Lunacat:20201101090910j:plain

今年は一番最初が武具だったり、薬が大量展示されていたり、ちょっと例年とは違う感じでした。きらびやかなのは去年東京で出しちゃったので……ということなのかしら?
とはいえ、フェルトの絨毯と螺鈿の鏡でぐいぐい惹きつけてきます。
あと、ビーズで編んだ円形の鍋敷きみたいなやつ、あれ下から光を当てたらきっとすごいぞ。

にしても螺鈿の鏡が先頭で見放題だったり、閉館1時間前の19時には東館の客が一桁だったり、やはり去年までとは違うものでしたわ。

因みにこちらはフェルトの再現。柔らかそう。
f:id:Lunacat:20201101093455j:plain


ということで今日の日程は全て終了。京都市内のホテルに戻ったのでした。